※本作品はvvt様の『マフィアパロディ』nmmnとなっております。
※ご本人様方には一切関係ありません。
注意事項
内容
・構成積み木崩れ
・キャラ崩壊
・BL(微)
文章
・初心者
・誤字脱字
・情景描写多め
・読みにくい
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?「……ペラ」
ここは「Bianco FAMILY」の日本拠点。
日本2大マフィア
東の「Coda FAMILY」
西の「Bianco FAMILY」
と言う。日本を陣取り各地へ勢力を伸ばしており、どちらも本拠地はイタリアなのでマフィアと呼ばれている。創設3年とまだ若い組織だが実は大きな組織だったりする
……とても似つかわしくない名前だと俺も思う
そして俺の前でロッキングチェアに腰をかけコーヒーを嗜みながら本を読んでいるこの男性は私達のボスであったりする。
失礼だが、小柄でとても可愛らしい方だ
いくつなのだろうとしばしば思うこともある。
俺のいるこの部屋はボスの執務室件生活室だ。マフィアのボスの部屋…ということで誰しもが煌びやかな部屋を想像しそうなものだが、実際そうではない。
部屋は横に広くよくある会議室並の広さだ。そして執務用の机を中心に左側に来客人用の低い机とソファー。右側には壁一面の本棚とボスお気に入りのロッキングチェアが1つ。執務机後方の鍵付きの木製のドアを開くとコンクリート壁で正方形の部屋に、横幅ギリギリのシングルベットが1つ奥側に置いているだけ。
必要最低限のモノだけがあり質素な部屋のように思う。
俺はこの部屋でボスの一通りの世話を担う”世話係”。ボス専用のメイドや執事と言ったところだろうか。
俺を含めて9人がこの職に付き。日々、ボスの身の回りの事をお手伝いしている。
コンコンコン(ノック音)
?「俺です。本日の件についてお話したいことがございます。」
ボスはパタンと本を閉じると椅子から立ち上がって一伸びする。
bs「ん~…!入れ」
そういいながら扉を開けるようにボスは目配せをする
この中で1番若い俺が行くのが筋だろうと思い、駆け足でドアへ向かう。
ガチャと少し重たい鉄の扉を開けると自分の目線より下にいるその人物はひょっこりと顔を覗かせた。
何か呟いたように思ったが気のせいだったようだ。
?「あ、ありがとね。失礼しますよっ…と」
「はっ…!」
お礼をされたことに驚いて返事をするとその人はクスッと笑う
bs「Nakamu。いらっしゃい。何か飲むか?」
?「いや、すぐに終わるからいいよ」
ボスは非常に警戒心が強く、私のような構成員には冷淡で素っ気ない態度を取る。だがこんなボスでも心を許す方が3人いるという噂だ。…俺は1人しか知らないが
この方はその1人、幹部統括であるNakamu様だ。幹部統括と言ってもボスよりボスをしている。実際、他の幹部様への司令や仕事配分、書類などの基本的に組織に関する重要な仕事をすべて担っている。
こんな一構成員に扉を開けるだけでお礼をする、そんな方だ。だから舐められることも多いが多数の構成員から慕われている
ボソボソと2人で話しながらNakamu様がいくつか書類を机に並べているようだ
御二方はポフっと可愛らしい音をたててソファに座り話し出す。
nk「じゃ、早速話とやらを進めていこうか」
bs「どんな話」
ボスがそう聞くとNakamu様は一息付き真剣な面立ちで答える
nk「……3日後。会合を行うことになった」
あぁ。空気がピリつく
俺は思わずゴクリと息を飲む
ボスが顔を下にし黙り込んでいる。それもそうだろう。この「会合」というのは、
「Coda FAMILY」との話し合いの場を指す言葉だ。毎年、決まった日時はなく半年に1回ほどの頻度で行われる。
「Coda FAMILY」とはライバルや敵対組織と呼ぶのに相応しいのだろう。
…つまりあまりよろしくない関係ということだ。
会合はボスとNakamu様以外に参加出来るものは居ない。だから「組織同士の高度な心理情報戦が繰り広げられている」、「一触即発の殺し合いが行われている」という殺伐とした噂が独り歩きしている。事実かは誰も知らない
それから暫くの静寂を断ち切ったのはNakamu様だった
nk「……で、ここからが本題」
bs「続けて」
nk「今回、誰か1人同行させようと思ってね」
ボスがコーヒーを飲もうとする手を止め目を見開きnakamu様を見る
話を聞く俺達も目を見開き幾人かはついにぞと見るからに平常心を乱している。
bs「え…。それは俺ら2人以外に誰か連れていくってことか?」
nk「そうだね。…連れていくとしてもあの中の誰かかな?」
ニコッと悪戯な笑顔をしながら指で指す。……おかしい。指の先には俺達”世話係”しか居ないのに。
そんなまさかと思っている俺達にNakamu様は間髪入れず続ける
nk「”シャケ”の世話係ならある程度信頼はおける。身元は保証されているからね。まぁもしもの時は…ねぇ?笑」
“シャケ”というのは”シャーくん”というボスの名前からNakamu様が付けた愛称だ。
笑っているようで笑っていないその表情を見ていると獣に睨まれている気分になる。変な汗が出てきて思わず背筋を伸ばす。
shk「虐めるのは良くないぞ?…それに」
ボスの言葉を遮るようにNakamu様が口を開ける
nk「ごめんごめん 笑
まぁ。これは決定事項だから。シャケに拒否権はないよ。だから…ね?誰か1人、選んで欲しいなって思ってここに来たんだ。丁度、全員居るんだしさ」
Nakamu様がにこやかに笑ってボスを見つめている。そんなNakamu様をみてボスは諦めたのかはぁとため息をついてこちらを見る
shk「こうなったらNakamuは何言っても無駄な訳だ。どうしたものか」
nk「なるべく男性がいいかな~」
ソファーのアームに頬杖を付きながらそうNakamu様が話す。
shk「…まぁそうだよな」
何か理由があるのだろうか…?しかし今問題なのはお二方の視線が向いている。というこの状況だ。
だか大丈夫だろう。俺の他にも男性の”世話係”は居る。私は1番若く、未熟者だから選ばれることは無いな。
自分にそう言い聞かせてみる、だがそんな事を思えたのはつかの間であった。
——————-‐
少し遡り……。
nkst
「さてどうしようか…」
そんなことを呟きながら俺は”あいつ”が居る部屋へと歩いていく。
急に決まったこの事をどう”あいつ”に伝えるか。…なんて考えていたら目の鼻の先に鉄の扉が見えてくる。
若干の不安と面倒という気持ちを吐き出すように、ため息をついてみる。その後に肺いっぱいに冷たい空気を吸い扉を叩く
コンコンコン
さっき吸った空気を糧にするように声を張り発する。
「俺です。本日の件についてお話したいことがございます。」
少しした空白の時間を経てキィーと湿ったような音をたてて扉が開いた。その間からは暖かな光とほんのりコーヒーの匂いがする。
部屋に入ると扉を開けてくれたであろう”世話係”の男と目が合う。黒い夜空を移したごとく艶のある黒髪。なぎの海のような青い瞳。それらを映す透き通った白い肌。色気だった左目の泣き黒子
そんな整った容姿に思わず
「…綺麗」
そう呟いてしまった。自分が発したことが信じられず焦ってしまう。聞かれてはいないだろうか?聞こえていたなら不快に思っていないだろうか?
なんて考え、内心乱れまくりだ。早く彼と距離をとりたくてお礼の言葉を述べる
すると慣れないお礼の言葉に驚いたのか少し口をあけ
?「はっ…!」
なんて返事をする。
どうやら聞こえていなかったようだ
そんな安堵の気持ちと彼の反応のせいで柄にもなく”可愛い”なんて思ってしまいつい笑みが零れてしまった。
スタスタといつもより小走りで部屋へ入っていく
“あいつ”もとい”シャケ”の部屋は冷暖房がある。暖房でもつけているのか?顔の辺りを中心に少し熱く思う。
顔を上げるとシャケと目が合った。右側のロッキングチェア付近にいた為、いつも気を張り忙しいあいつの貴重な休憩時間だったのかと思い申し訳ない気持ちになった。
俺がそんなことを思ったのを知ってか知らずか
shk「Nakamu。いらっしゃい。何か飲むか?」
と温かみのある言葉で迎えてくれた。
こいつには勝てないなと常々思わされる
「いや、すぐに終わるからいいよ」
そう答え来客用のソファーへの向かう。
シャケが飲みかけのコーヒーを持ち近寄ってきた。丁度いいと思い、書類を並べながらシャケに聞いてみる。
「なな。シャケ。」
shk「どうした?」
「今さっき扉をあけてくれた人の名前って何?」
shk「え?あー…。きんときのことか?」
きんとき…。確か1年半前くらいにシャケが拾った人だったけ?年齢は俺らと一緒だった気がする。
シャケの”世話係”はシャケが直接、拾ってきた人物であること。身元が割れていること。が条件となっている。だからか覚えやすく思い出しやすい。
シャケが彼を拾ってきたあの時は雨の日で汚れていた為、直ぐに風呂に送った。それからの事はシャケや他の人に任せていた為、情報は書類だけ目を通して会っていない。
何回もシャケの部屋には来ているはずなのだが、…自分の他人への興味のなさを実感する。
shk「…きんときがなんかしちゃったか?」
「え?いや全然笑 ただ気になっただけだよ」
shk「そっか。良かったわ」
シャケはホッと胸を撫で下ろす
なんか申し訳ないな…笑
俺が構成員の情報を求める時は決まって相手が何かやらかした時だった。
そしてシャケは”世話係”に対して少し情がある。だからシャケは焦ったのだろう。
聞きたいことも聞けたし、話を進めたいな
そう思いソファーに腰を下ろす。
話の本題をシャケが求めた為。
悟られないように表情を切り替える
「……3日後。会合を行うことになった」
そう口にしてみる。どんな反応をするのだろう。毎回この時間は面白くてしょうがない。
今回は下を向いた。シャケは俺より身長が低い。だから下に向かれると表情が見えなくて読み取れない。けれどなんとなく分かる。シャケも俺と同じような気持ちなのだと。
チラリと”世話係”達を見てみる。皆、焦ったような表情だ。その中にきんときもいた。ゴクリと唾を飲み込む動作をする彼。
面白くて笑いそうになるが堪えてみせた。
暫くして落ち着いたのかシャケがコーヒーを手に取った。
タイミングを見計らって話を進める。
「今回、誰か1人同行させようと思ってね」
シャケが凍ったように固まる。まぁ想定通りの反応と言った所だろうか。そりゃ焦るだろうなとは思う。俺もこの”提案”を聞いた時は飲んでいた水を零した。
shk 「え…。それは俺ら2人以外に誰か連れていくってことか?」
とシャケが聞き返してくる。
あ、いいこと思いついた…笑
同時に傍らで俺らの話を聞く”世話係”達に目をやる。1番に目をやったのは”彼”だ
よし、と思い。会話を続ける
「そうだね。…連れていくとしてもあの中の誰かかな?」
俺は”世話係”いや”きんとき”に対して指を指した。これから起きる面白そうな事に対してニヤついてしまう。
おどおどと困惑している彼らに説明するように話してみせる
「”シャケ”の世話係ならある程度信頼はおける。身元は保証されているからね。まぁもしもの時は…ねぇ?笑」
悪戯心をくすぐられてしまい。圧をかけるように笑って見せる。
すると”きんとき”は緊張したのか背筋を伸ばした。
なんて可愛い反応をするものだと思ってしまい。俺の悪戯心には拍車がかかるばかりだ。
shk「虐めるのは良くないぞ?…それに」
…シャケに気づかれて注意されてしまった。まぁいい。けれどここで反論させるつもりは無い。
シャケは押しに弱いからな。。ここで畳み掛けてみるか!
「ごめんごめん 笑
まぁ。これは決定事項だから。シャケに拒否権はないよ。だから…ね?誰か1人、選んで欲しいなって思ってここに来たんだ。丁度、全員居るんだしさ」
シャケの顔を見つめてみる。暫くするとシャケはため息を付き。諦めた表情になった。折れたようだ。良かった。
shk「こうなったらNakamuは何言っても無駄な訳だ。どうしたものか」
本当は”世話係”であれば誰でもよかったのだ。けれど今の俺は違う。彼がいいのだ。だからシャケに気づいてもらえるように誘導してみる。
「なるべく男性がいいかな~」
同時に頬杖を付き”きんとき”の方を見てみる
シャケは気づいたのか俺の意見に賛同しながらきんときを見ている。
見るからにきんときは焦っている。やはり面白い。シャケがこちらを見て
あいつがいいのか?
という風に見てくる。コクッと頷くとシャケは今回の件についての答えをだす
shk「んじゃ、こいつ。きんときがいいわ」
※自我
連載ですね。続きは、モチベ的に1人でも興味がありそうな方が入ればって感じで。
基本的には自己満ですが。
所詮、徒然なる日々の解消なので。
それではお疲れ様でした。
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