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私は至って普通のサラリーマン。
🍪「えとさん!!」
休憩室でゆっくりしていると後ろから声を掛けられる。
後ろを向くと隣の席に座っているのあさんがいた。
🍫「どうしたのー?」
🍪「この会社、 "フォーク"の人が多いらしいんですって!」
その言葉にドキッとした。
私はフォークだ。"ケーキ"を食べて美味しいと思う人間。
その事はのあさんには伝えてない。
前には私は普通の何もない人間だ、と伝えてある。
🍪「えとさんは、ケーキでしたっけ、?」
🍫「私は普通の人間だよー!!」
こんな嘘を付くのにも慣れてる。
通常の味覚が無い分ケーキに目がなく執着し、最終的に捕食に至ってしまうため世間からは「予備殺人鬼」と言われている。
🍪「フォークって、ケーキの人のこと食べるんですよね、、??」
🍪「怖いですね、、」
🍫「そーだねー」
そういえばのあさんのこと、なんも聞いてない。
🍫「のあさんはなんなの?」
🍪「っへ、?」
🍫「ケーキ?フォーク?なんもない?」
問い詰めると困った様にする。
🍪「ぁ、えっと、」
🍪「えとさんになら言うんですけど、」
🍪「私、_______」
___
休憩室に入ると見覚えのある綺麗なオレンジ髪の人がいる。
🍪「えとさん!!」
この人は私のとなりの席に座っている、えとさん。
🍪「この会社にはフォークの人が多いんですって!!」
えとさんは何故かびっくりしていて、その理由は私にはわからなかった。
えとさんは前にケーキか、ノーマルってことを言ってた気がする。
ノーマルの人間は、フォークでも、ケーキでもないごく普通の人間。
🍪「フォークって、ケーキの人こと食べるんですよね、、??」
🍪「怖いですね、」
🍫「そーだねー、」
🍫「、、のあさんはなんなの?」
そう言えばえとさんに言ってなかったか。
🍪「ぁ、えっと、」
えとさんになら言ってもいいかな、
🍪「えとさんになら言うんですけど、」
🍪「私、ケーキなんです、」
周りの人に聞こえないよう、静かに教える。
🍫「ぇ、ケーキって自分では気づかないんじゃ、?」
えとさんの言う通り、ケーキは自分自身でケーキだと気づかない。
🍪「私、ナンパとかで一回食べられそうになったんです」
🍪「その時は逃げて、無事でしたけどね!」
🍫「そっ、、か、」
🍫「話変わるけど、今日一緒に帰らない?」
🍪「へ、?いいですよ、?」
🍫「帰るって言うか、お泊まりしない?」
お泊まり、!?急にどうしたんだろ、、
仕事も後ちょっとだし、えとさんとなら全然良いけど、
🍪「いいですよー!!仕事、終わらせてきますねー!」
🍫「んー、私も行くかな 」