黒くんと白ちゃんは双子の男の子と女の子です
でも2人は生まれた時から離れ離れでした
理由は両親だけが知っています
ただ、2人はどこからか自分の片割れの存在を知りました
黒くんは白ちゃんに会いたくて、家を出てしまいした
白ちゃんも黒くんに会いたくて、家を出てしまいました
2人は、自分の片割れに早く会いたくて走りました
走って
走って
走り続けて
2人は全身泥だらけで建物を見つけました
黒くんは白い白い、汚れなど知らないような真っ白な建物で
白ちゃんは黒い黒い、全てを隠すような真っ黒な建物で
黒くんは白い建物へと入りました
すると白い建物は段々と黒くなっていきました、まるで自分が住んでいた家のような色になりました
白ちゃんは黒い建物へと入りました
すると白ちゃんは段々と黒くなっていきました、まるでこの真っ黒な建物のような色になりました。
『白は一度黒色が混ざってしまったら二度と元の色には戻れない
黒はどんな色も塗り潰して、全てを黒色にする……
きっとこの子達の両親は白ちゃんを黒にしたくなかったのね』
白は黒が混ざったら元の白色へは戻らない
男と女の双生児。 前世で心中した者の生まれかわりとして忌み嫌われた。
黒くんと白ちゃんは生まれて来た事自体が罪
だが罪は黒くんのみに受け、周りを黒色に染めた
白ちゃんは罪も何もない只々純粋な優しい子だったが
最後、黒い建物へと入り白ちゃんも罪へとなった。