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「殺すのか?」
と、鼻で笑いながら言った。
「殺さないよ。 」
「秘密を暴きたいだけだ。」
と、俺はニヤリと笑った。
さぞ、英雄らしからぬ悪い顔をしていただろう。だが、しょうがない
eraseが、 面白そうな秘密を持っているのが悪いんだ。
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防具屋のおじさんからいくつかの注意点を貰った。
1つ目が、さっき言ったように、「茶髪には気をつける」こと。茶髪の2人は騎士で、1人が元騎士団長、もう1人が魔王の元部下。しかも結構な成績だったらしい。
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2つ目が、「eraseを敵に回さない」こと。eraseを敵に回すと、王女に情報がいき、いつでも騎士団が駆けつけられる状態になってしまうからだ。
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3つ目が、「近距離攻撃をしない」こと。グループだから、きっと2.3人は来るだろう。
以下がおじさんから貰った注意点だ。
「もっとあるだろうが、お前にはこれで十分だろう。」
と、おじさんは謎に俺を信頼しているようだ。
ま、英雄だからかな。
「そういやお前、どんな奴と戦ってきたんだ…?」
と、おじさんが言った。
「あ〜…、人型をした黒髮ポニーテールで、杖も持ってないし、何も唱えてもないのに魔法だしてたぜ…?」
と言うと、おじさんが驚くことを言った。
「それ…eraseのボスだ…」
「は?」
思わず声を出した。
「eraseって、6人じゃないのか…?」
「いや違う。7人だ。」
と言うと、ゆっくり息を吸ってこう言った。
「そいつ、1人で魔王ころしたって有名なんだ…しかも短時間で…」
と怯えながら言った。
「そいつなら俺がころしたぞ」
「違う。お前はころしたんじゃない…“倒した“んだ。」