第2話
🦊side
⚔️「ガク先輩!」
あー、目宝石みたいにキラキラしてるし、髪の毛ツヤツヤだし、唇桜みたいに可愛い色してるし、鼻高いし、睫毛長いし、やっぱ刀也さん最高···。
⚔️「何目ぇガン開いてるんですかw」
🦊「え、無自覚だったw」
⚔️「どうしたんです?まさか、僕に見とれてるんですか?」
🦊「エ·····」
⚔️「んははっw図星かよw」
🦊「はて···?」
⚔️side
狐のような妖美さに、琥珀色の吸い込まれそうな瞳、長い睫毛に、犬の耳っぽい癖毛。笑ったら少し八重歯が見えるところが好きだ。見とれてるのかと言ったが、僕も大ブーメランを犯しているのが事実。
🦊「とやさん」
⚔️「?」
ガク先輩が口を開いた。何か深刻そうな顔で。え、なんか僕気に障ることしちゃったっけ。
🦊「ガク先輩じゃなくてガクとかガクくんって呼んで欲しいっす、、」
顔真っ赤。そんなに照れることか?まあ、僕が言ったら確実に照れるだろうな。んー、でも、友達という関係にはなれたものの、“歳の差”というものがあるだろう。少なくとも呼び捨ては無理だ。ガクくんなら···まあ、良いだろう。__なんで上からなんだ僕は。
⚔️「____じゃあ、ガクくん?」
ガクくんの顔は元々紅かったが、もっと紅くなった。例えるなら···林檎?
⚔️「ガクくん?」
🦊「最高、いいっすね、その呼び方」
⚔️「なんですかw変態みたいですねw」
🦊「なっ!オレは変態じゃねぇよ!」
⚔️「んははははwwww」
嗚呼、幸せだな。愛する人と笑い合える、この瞬間が。
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この空気甘酸っぱ、_うめぇ、!