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長編連載
第1話
ご本人様とは一切の関係なし
iris様 青黒 ※今回は黒のみ
モブ ×黒描写有り
※コピーです
⚠黒さんがひたすらに可哀想な回⚠
見慣れたこの景色。
今日もひとりで生きる。
明日も明後日も、来週も来月も来年も、きっと来世も。
今日もひとりで生きる。
病んでる訳じゃない、これが日常だから。他の子たちの方がもっと辛いんでしょ?
今日もひとりで生きる。
残り数年の、このいのちが果てるその日まで。
今日も、生きる。生きてしまう。
・・・
世界は日々発展を繰り返していた。きっと誰もがそう思っていた。
でも違った。発展しているように見えて、本当は随分前から退化し続けていた。
というのがいつぞやの大人たちの会話の内容。
俺は知らない、その時代には生きてないから。
今の世界の人間は、人間の勝手で2種類に分けられた。
それが「人類」と「奴隷」。
世界の現実は想像以上に状況が悪化していた。
人類全員が「人間」として人権を与えられるような状況ではなく、いつしか「奴隷」という人権を持たない人種が生まれ、それは「人類」から虐げられ、まるで玩具のように好き勝手される手駒となった。
俺はその制度が始まってから既に3世紀が過ぎようとしていた頃に生まれた。
今なおもその制度は根付いていて、親は両方奴隷。つまりうまれたときから奴隷として生きてきた。
それでも俺たちは、明日を見るために必死に生きてきた。
いや、生き延びてしまった、らしい。
そんな生活が始まりはや10年ほど____
「おい、何突っ立ってんだよ、早く動け!」
しまった。つい思い出を遡るのに気を取られすぎたようだ。
黒 「..すみませッ__」
ばちんっ、と大きな音がなり、視界が揺らぐ。
..受身を取るべきだったか。
「誰が喋っていいと言った?黙ってさっさと今日の御主人のところでも向かったらどうだ!!」
黒 「…..」
大人しく黙ったままでいると、看守は俺をまるでゴミでも見るかのような目で見下してから、持ち場へと戻っていった。
まだじんじんと痛む頬を抑えながら、その後ろ姿に向かって軽く頭を下げる。
…ああ、なにか違和感を感じると思ったら。
後ろにいは今日まで生きてきた仲間。俺を見て笑ってる。その顔や体にはたくさんの痛々しい傷ばかり。
肌の色って肌色だっけ、と思うくらいに青黒く染った肌は、見るだけで何故か俺の心まで痛む。
それでいて、俺は。
…..考えるのはやめにしなきゃ。また大人が来たら、今度はどうなるかわかんないから。
自分の手をぎゅっと握る。
大丈夫だよって、おまじない。いつかのもう顔も覚えていない、そして今はもう居ない仲間がかけてくれたおまじない。
大丈夫、大丈夫。
後ろにいる仲間たち。それは今は気にしないようにして、丁度で来た御主人様のところへ行くようにと伝える人に付いて、薄暗いこの空間を出ていった。
・・・
黒 「….」
きらきらした豪華なお部屋。
とりあえず指示が出るまで入口付近で大人しく待っていると、今の御主人様と、その連れの方、2人で部屋に入ってきた。
「なー、今日どうする?w」
「あーー、最近溜まってんだよな、なんか新しいのしよーぜ」
「んじゃとりま挿れますか〜ww」
そう言いながら服を脱ぎ始める御主人様。
この光景も何回目か。もう数え切れないほど繰り返してきたこれは、繰り返す度にさらに恐怖が増してくる。
黒 「ッ、..」
そう考えている間に、ふわりと視界が移動する。ごんっ、という鈍い音が鳴ったらそこはベッドの上。
黒 「ぅ゙ッ….ご、ごめんなさ、いッ、」
「おい、早く脱げよ奴隷」
「人ひとり満足にできねーんだから奴隷じゃなくてゴミだろw」
「そーだったわw」
投げ出された時に頭を打っちゃったみたい。今度は頭が痛いや。
でも、いつ気を損ねてしまうか分からない。
ご機嫌を、取らなくちゃ
そう思っても、既に恐怖が刻まれた俺の頭は思考とは反対にそれを拒み続ける。
黒 「っ、ぃゃッ、ぃ__ぃ゛、びき゛ッッッ!?!?」
「早く脱げっつってんだろ!ゴミ」
黒 「い゙だッ、ぅ゙…や、ゃ、だッ゙ッ、!!ごめん゙な゙ざ、ぁッ゙!!!!」
ぶちぶちと髪がちぎれる音が聞こえる。涙で霞む視界。そして、それに伴う激痛。
痛い、痛い、辞めて。頭の中はそれだけ。
「はー、まじコイツ無能だわ、お仕置必要じゃね?w」
「それなー、とっとと始めよーぜww」
黒 「ゃ゙、やだッッ゙!!!やめでッ、!」
「は?やっぱ馬鹿かお前w」
「お前の意見聞くヤツなんかいねーからww」
どんどん脱がされていく服。泣き叫んだってそれが止まることは絶対にない。
黒 「ぅ…ひ、ぐッッ、…」
「泣くなよ気持ちわりぃw」
「はーっ、おいッ__しょ!」
黒 「ッ、びぎぃ゙ぃ゙ッッ゙ッ゙!?!?゙いだッ、!!ぅ、やだぁ゙あ゙あッッ゙!!!!!」
「ばーッ、いったぁw この感覚たまんねーんだよなぁww」
「はwお前やばww」
痛いどころの話じゃない。ただ欲にまみれて大きく硬く膨らんだその異物を、濡れてすらいないまだ未成熟なナカに挿れるのは、想像を絶する程の痛みを伴う。
勿論俺のアナからは血が出て、それでも大人たちは容赦のひとつもしない。
痛い、痛い、痛い、痛い
黒 「や゙めッ゙ッ゙、ごめ゙ッな゙ざあ゙ぁ゙ッッ゙ッ!!!ごえ、なざッぃッ!!!」
「ッ゙あ゙ぁ゙ッッ!!、い゙た、ぅ゙ぐぅうッッ、ぃたいッッよ、ッ、!!」
「うるっせーなぁ、!!」
ちょっとでも御主人様の癪に触れたら、その次には激痛が襲う。
黒 「ッッ、..ごえ、なさ、ぁ゙ッ、!」
「フェラしたら黙るんじゃね?w 俺なんもしてないし〜」
「おーいいじゃん、やれやれw」
俺の鼻先は既にモノが用意されていて。
息を吸うために口を開けばその瞬間に、喉の奥まで、一気に。
黒 「ッ、お゙ぶッッ゙ッ、!?ん゙゙〜〜ッ゙ッ゙!!!」
「ほら、さっさとしゃぶれよ!!」
黒 「んぐッ、んッ、ん゙ぶ、ッッ..ぃ、ん゙んぃ゙ぎぉッ!?!?」
息が上手く吸えない。必死に喉のもっと奥までねじ込まれたそれをしゃぶる。今にでも吐きそうになるのを必死にこらえて。
痛い。どんだけ俺のナカで動かれても、恐怖で支配された体は濡れることは無いから、ずっと痛みに襲われ続ける。
その後も、ずっと地獄だった。
痛みに耐えきれずに開けていた口を少し閉じた時にはまた殴られる、蹴られる、叩かれる。
意識が飛びかけようとしたら、その瞬間に髪を引っ張られて、引きちぎられて。
そうやって耐え続けていたら、いつの間にか部屋には俺一人だった。
黒 「……」
「..ッ、ぅ、ゔッッ、..ひぐッ、..ぁぁ゙あ゙あッッ゙!!!!」
そうだ、終わった。終わって、しまった。
なんで、なんでよ、どうして俺は生まれてきたの。
誰か、誰か、お願い、教えてよ___
・・・
歩くだけで、痛い。
やっとのことで帰ってきた檻では、そちらでも役目を終えた仲間たち。
..また増えた、痛々しい跡。泣き腫らした赤い目。
そんな姿の仲間と、俺なんて一目瞭然の差。仲間から見たらきっと俺は大したこともされずに、ただのうのうと帰ってきた奴だと思われているのだろう。
檻に入れば、一斉に俺に視線が向く。ストレス、憎しみ、恨み、そんな憎悪の視線が、俺に絡みつく。
やめてよ、そんな目で見ないでよ、なんて、言えるわけないじゃんか。
黒 「…ごめん、ね、..ごめんッ、」
「は?喋んないでよ、ゴミ以下、!」
“クズ”、”役たたず”、”消えろ”
殴る、蹴る、叩く、突き飛ばす、暴言を吐く、
なんでもいいよ。
俺はゴミ以下なんでしょ。ゴミ以下だから、嫌われることくらいわかってるけど。
みんなのストレス発散玩具くらいには、なれてるよね?
ゴミ以下でも、少しでもみんなに貢献出来てるよね。
なら、いいよ。俺が耐えればいいから。
俺は、大丈夫って、信じてるだけでいいから。
ぎゅっと、拳を握る。
そうだ、俺には、あの子に貰ったおまじないが、まだ残ってる..はず、
だから大丈夫。
今日も、みんなの嫌われ者として生きるんだ。それが、みんなのためならば。
大丈夫、大丈夫、…だい、ジョウブ、?
「大丈夫だよ、絶対、救ってみせるから____」