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言い忘れてました。
この物語の設定(´・ω・`)
この世界には人外と言う、人間に似た人間外れの生物が存在します。(似てないやつもいる)
何とかの刃の鬼みたいに人を襲ったり、食べたりだのする存在ですね。
それを討伐するのが人外狩りと言う人達です。(まぁ特殊な能力や、高い身体能力を持った超人と言う奴らね)
人外の強さは人をどれだけ殺ったかで決まります。
人外の中で一番強い奴は魔王と呼ばれる存在となります。
まぁ説明はこんぐらい。
では本編どぞん
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…???
「…」
長い長い廊下を足音を立てながら、その漆黒の翼の生えた男性は歩いていた。
歩いても歩いても何も変わらない綺麗で薄暗い廊下。
その空気に、色に馴染む様に黒を纏ったその男性は、一輪の赤薔薇を丁寧に持ち暗く微笑みながら、ある一つの部屋に入る。
「…!」
その部屋に元々居た何名かの女性と男性らしき者達が、今部屋に入ってきた男性に目を向ける。
『”魔王様”…!?』
眉を顰め、こちらを見てくる者達を見つめるその男性は、まさしく、魔王たる存在だった。
すると後から部屋に戻って来た、頭に一本角が生え、軽く髪の毛を結いた、もう1人の男性が
「あー♩ノアっちじゃーん♩」
とノリノリで魔王に近づき肩を組もうとするが、軽くあしらわれ。
「もー、ノリ悪いんだからぁ!」
「(無視)」
「ちょっとー、無視は酷いよー!?」
「それよりレオは何処だ?」
「レオちゃんならいつもの場所にいるよん♩」
バサっと身に纏った黒色のマントを空で舞わせると、颯爽とその部屋から出て行く。
すると、ずっとそれを見つめていたグラサンを着け、耳の尖った者が口を開き。
「魔王様は本当にレオりんの事好きねぇ…、」
「まぁ、恋は自由自由♩」
「魔王様のあれは恋じゃないでしょ…」
「んぇそうなぁ?」
そんな会話を交わした。
「…レオ、」
その”レオ”と言う存在に近づく度に、魔王の表情は段々と柔らかくなって行った。
だが彼の愛は狂気に近かった。
レオが居る部屋を開けると、そこには1人の男性が椅子に腰掛け本を読んでいた。
「レオ…!」
魔王は嬉しそうな表情を浮かべるなり、本を読んでいる彼に近づき。
「…!魔王様…!何故此処に…、」
彼は驚いた様な表情を浮かべる。
「やる事が早めに終わった故、レオに会いに来た…」
彼の手の甲を自分の手に置き、唇を落とす。
彼は慣れているかの様に、微笑み見つめている。
「そう言えば、先程、薔薇の花を拾ったからレオにと…」
「わぁ、ありがとうございます!
とても綺麗ですね(ニコッ」
そう言って笑う。
「喜んでもらえて嬉しい、また此処へ来るからな」
微笑み、部屋から去っていく。
「…綺麗な薔薇の花……」
嬉しそうに微笑む。
だが、その瞳の奥底の色は全く見えなかった。
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大体同じ時刻、人間側
「確かここら辺で待ち合わせとか連絡来てたわよね?」
「そうですね…、もうそろそろ来るはずなのですが…」
3人が他の事務所と連絡を取り、取り敢えず、森へ入る前に集合する事になったのだが…。
「来ないな〜…」
「ティナの準備より遅いのでは?」
「玲ちゃん、ちょっと失礼!」
一向に他の事務所の人達が来ない…、と言う地味に嫌ぁな事件が繰り広げられていた。
「先に抜け駆けされてるかもな!」
「元気良くそんな事言わないでくれる?」
「来ないですかね…、事故でもあったのでしょうか…」
「サボりじゃないの〜?」
「そんなティナみたいな事はしないですよ…」
「うぐっ…」
「かれこれ15分待ってるな!カップ麺五個作れる時間だな…」
そんな事を駄弁っていると、1人の女性が震えながら電柱からこちらを見ていて。
「んぁ、あの子じゃなぁい?」
「おっ!話しかけるか!」
「おーい、そこの女の人!」
ビクッと、身を震わせると、電柱から出て来て。
背が低く、少々自分の体に合っていない大きな杖をギュッと力強く握り。
「ごめんなさいッッッ!!!!!」
と大きな声で叫び。
「わ、私が迷子になって…えっとそれで…、先輩達が私を探してる間に…、目的地に着いちゃって…」
「もう何でもいいので、惨殺処刑にしてください」
涙を流し死んだ目をしながら自殺祈願する。
「ちょっと落ち着いてください…、大体事情はわかりました…多分今の大きな声で、皆様来るでしょう」
ふわっと女性の肩に手を乗せる。
彼女は衛宮鈴(エミヤリン)メンタルが弱く、泣き虫、すぐに自分が悪いところを探す癖がある。お団子でボリュームのある髪の毛を纏めており、綺麗な茶髪である。ベレー帽の様なものを被っている。
「ねぇ玲ちゃん、私と柳冠で先に現地に向かってて良いかしら?」
「…?別に宜しいですが…」
「んじゃ、決まりね、柳冠行くわよ!」
「おう!」
2人が過ぎ去って行き。
「…この違和感何でしょうか…?」
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BL表現が追加された:テーテレッテテテッテー(?)