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「ナイチ!」遊びに来たナイチに向かってそんな声をかけた。
「パラオ、久しぶりだな」そういうナイチの声は枯れていて、苦しそうだった。
…あの頃に気づければよかったな
思い出すだけでずっっと苦しい
「ナイチ!今日は何する?」当時、元気に振る舞っていたナイチの前ではそんなこと…考えていなかった。
「あのな、パラオ大事な話があるんだ」
そんな初めて見たナイチの本気で真剣な顔に思わず唾を飲む…
「あのな…戦争でここが戦場になるかもしれないんだ」
「……え?」
「だから、ここがなくなるかもしれないんだ」悲しかった。
祖国が大変なことになるかもって…
でも、
ーナイチがいなくなる可能性なんてものは、考えてなかったー