コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
2017年8月24日に弟が永眠。
病院からの訃報を受け、両親が駆けつける。見えたのは泣き崩れるお母さんとお父さん。
俺も弟の方へ行きそっと手を握った。
その瞬間
「さわるな!!!! 」
って怒鳴られた。
俺は弟にも触れちゃいけないの?
弟の死を悲しんだらだめなの?
母と父に強く睨まれた。
俺はもうこの時点でメンタルが崩壊しそうだった。
8月26日
俺は退院した。
弟の葬式は親が行かせてくれず、俺は家で一人だった。
今日も両親は夜の仕事だ。
前まで1500円置いてあったはずだが、もうそこにはお金が無い。
もう俺の事なんてどうだっていいんだろう。
俺は自分の貯金箱を開けた。
今までコンビニで夜ご飯を買った時のお釣りだ。
約800円。
弟がよくお菓子を食べたいって言って貯金箱からお金出して一緒に買いに行ってたっけな。
800円で何が買えるかな。
おにぎり三つは買えるね。
そう思い俺は800円を握りしめコンビニへ向かった。
「ありがとうございました〜」
俺は軽く頭を下げる。
家へ帰るとおにぎりを貪った。
味なんてしなかった。
弟と食べるご飯がいちばん美味しいんだ。
そこで気づいたよ。
俺、弟のことが大好きだったんだ。
弟がいたから俺は生きれてたんだ。
ありがとう。
俺もそっち行くから待っててね。