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*第二話* . 抱きしめて _ 。
ずっと僕は頭の中で “ 征四郎 ” を考えている
忘れないために … 。
「おい 、 」
聞き覚えのある声だ 、 征四郎かな … 。
征四郎に相談した方が … 、 いや 、 ダメだ 。
でも … 。
あぁ … どうすればいいんだ … 。
「おい 、 聞いてんのかよ 。 」
征四郎 … 僕は … ぼくは 、 ね … ?
はぁ … 、 (泣
「征四郎を 、 忘れたくないんだ … (泣 」
言った 、 言ってしまった … 。
征四郎 、 そんな目で僕を見ないでくれ … 。
涙を堪えて 、 泣いてはいけない … (泣
「 … 何言ってんだよ 、 」
ぇ … ? 僕に対する嫌悪じゃないの … ?
じゃあどうしてそんな目で僕のことを見ているんだい … ?
征四郎 、 僕のこと気味悪がってる … ?
不安なんだ 、 征四郎 。
僕自身 、 何者か分からなくなるんじゃないかと 、 心配になるんだ … 。
僕を安心にさせて … 嫌だよ征四郎 … 。
「置いていかないで … (泣 」
征四郎 、 (泣
僕のことを嫌わないで … ? (泣
独りにしないで ッ … ! (泣
「悩み事あんなら言えよ」
征四郎は 、 今どんな気持ちなの … ?
何を思っているんだい … ?
……… 僕は何を望んでいるんだっけ … 。
征四郎 … 、せぃ … せ … ?
「言えよ ! ! ! 」
ッ … ! そうだ 、 征四郎に相談を … !
「物忘れが酷いんだ 、 」
征四郎は僕に隙なく言葉を返した
「本当にそれが悩みなのかよ」
本当の悩み … ?
僕 、 なんて言ったっけ … 。
また忘れてしまった … 、 ダメだなぁ … 。
「俺のこと忘れるんだろ ? 」
そうだ … そうなんだ … 。
もう 、 嫌だなぁ 。
全て忘れてしまうのなら …
もう 、 いっそのこと …
居なくなった方がいいのかもしれないね …
僕は大きく手を広げた
温もりに包まれたかった
征四郎を 、 この身で触れたかった 。
征四郎は何も言わずに僕を抱きしめた
征四郎なりの愛なのだろうか ?
このままずっと触れていたいのに … 、