〜次の日〜
俺は何も動けなかった、怖かった、でもそれはみんな同じ、攻め続けたずっと泣いた、動けなかったことを、守れなかったことを、何も出来なかったことを…。
「おい、おい、桃」
「あッ…なに、ごめん…」
「お前放課後、来て。」
「あ、うん…?」
〜放課後〜
言われたところに恐る恐る来てみた
「お前…来たんだ…」
「来いって言われたし…」
「桃、お前なんで動かなかったのあの時」
聞かれてしまった、いちばん言われたくなかったこと
「あッ…ごめ、ッッ…」
「なんでだって聞いてんだよ!」
怒ってる、いや、当たり前か俺が動けなかったのが悪い
「ごめん、」
「ゴメンじゃねぇんだよ!お前…あいつがどんだけ怖い思いしたかわかんねえのか!?」
「ごめん…」
「はぁ、もういいわ…関わってくんなよ」
「…………」
“関わるな”
その言葉が俺の脳内を縛り付けたんだ
〜次の日〜
「みんな、おはよー」
明らかに教室がざわついている
「あいつ、○○のこと見捨てたらしいよ(ボソッ)」
「…!」
あの時のことだ、どうしてみんなが知ってるの
どうして、?
そう思いあいつの方を見てみた
「ぁ、…」
俺を睨みつけてたんだ
ニヤッとしながら…
あいつだ
ここから俺の生活は一変した
「おーい桃〜wこっち来いよ」
「あ、なにー?」
「うぉりゃwww」
バケツいっぱいに入った水をかけられたり
ガラガラガラ
「みんな、おはッ…」
ぼふっ…
「はははwwwwwwwww」
ドラマでしかないと思ってたドアに黒板消しを挟むやつ
全身粉まみれ
「ゲホッゲホッ…」
「お前むせすぎだろうがよwwwwwwwww」
なんでこんなこと…
いや、原因はわかってる
……でもなんでここまで、?
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