[休憩室にて]
「MIZUKI、手掛かりは?」
「今日も無いよ」
「綺麗さっぱり消えていました」
「LEIもお疲れ様」
LEIと呼ばれる少女は満面の笑みで喜んでいる
「もうそろそろ時間だね」
「あぁ、報告に行かないとな」
「お疲れ様です」
「お疲れ様、今日の収穫はどうですか?」
「西の森が襲撃された位です」
「そうですか…それではおやすみなさいAKITO副隊長」
「はい、おやすみなさいMAFUYU副隊長」
[南の森の中]
1人、木の上で建物を見ている少年
‹ピッ›「こちら、生姜…入れ替わり確認」
‹ピッ›「こちら、ラムネ…了解」
夜も更けた頃…
‹ピッ›
‹ピッ›
‹ピッ›
目を瞑っていた少年は何かで起きた
(ん…?)
木の下に人の気配がしたようだ
(あれは…魔竜騎士隊?)
茶色の少女だった
‹ピッ›「こちら、生姜…確認1人」
‹ピッ›「こちら、ラムネ…許可、マスク着用」
‹ピッ›「こちら、生姜…了解」
少年はフードとマスクをし、木の上から飛び降りた
「!?何者ですか!」
「…」
「待ちなさい!」
少年は慣れた足取りで森を駆け抜けていった
「そんな…まさか…」
少女は急いで建物の中へ入っていった
‹ピッ›「こちら、生姜…撒いた」
‹ピッ›「こちら、ラムネ…引き続き警戒」
‹ピッ›「こちら、鯛…確認北隊長」
‹ピッ›「こちら、グレフル…北副隊長…隊員、接触」
‹ピッ›「こちら、ラムネ…鯛、許可…フード着用」
‹ピッ›「こちら、鯛…了解」
‹ピッ›「こちら、ラムネ…グレフル、引き続き警戒」
‹ピッ›「こちら、グレフル…了解」
‹ピッ›「こちら、生姜…了解」
(眠れなくて起きちゃった…あれ?)
「あ、MAFUYUじゃん」
「MIZUKI…副隊長と呼んで…後、外警戒して」
「お、現れた感じだね」
「うん、MINORIが報告してくれた」
「AKITO、起こすね」
「お願い」
扉を開けると沢山の寝息が聞こえる
「AKITO!起ーきーて!」
「ん…なんだよ、MIZUKI」
「あいつらが現れたみたい」
「ほかの奴らも起こすぞ」
「はーい!」
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