𓏸 緑黄
𓏸 R18
成人男性が荒い呼吸をしながら街を駆け回る姿。
でもきっとそれは誰も見ていないし、暗くてよく見えない。
👑「っはぁ、…..ッはぁ、…っ…」
1:27。
ロック画面が教えてくれた今の時間帯は深夜。
所謂、俺は門限を既に超えてしまっているということ。
👑「…っ、…た…だいま、…」
ごめんなさいを一発目に言うのはわざとらしすぎるかと思い、小さな声で ただいま と呟いた。
すぐしないうちにパタパタと足音が響いて、見慣れた顔が俺を覗き込む。
🍵「みこちゃん…っ、…おかえりぃ…..」
👑「ぅ…….」
👑「すちくん…..っ、…?」
こちらにくるなり勢いよく抱きついてきて、どれだけ優しい君でもちゃんと男の人なんだなと改めて思い知る。
俺を抱くその力が思ったより強くてびっくり。
🍵「…すごく心配だったんだから、」
👑「…..っ、…ごめんなさい」
👑「…すちくんは怒ってるん?」
🍵「え?別に怒っては無いけど…..」
👑「…そっか。」
ちょっとはお仕置貰えるかな、なんて甘い期待を抱いた俺がばかだった。
👑「…ごめんね」
お仕置が欲しくてわざわざ心配するような時間に帰ってきたのに、優しくされちゃ意味ないんだよ、すちくん。
🍵「ううん、いいんだよ」
🍵「とにかくみこちゃんが帰ってきてくれてよかった…」
“ よかった “。
この言葉が俺を苦しめているなんて、そんなの優しい君は分からないと思うけれど。
👑「…….うん」
俺は帰ってきてくれてよかったじゃなくて、帰ってこなきゃだめだよの言葉が欲しいのに。
🍵「…ほら、お風呂あったかいうちに入っておいで」
🍵「きっとからだ冷たいでしょ?」
俺が好きなら。
俺が心配でたまらないなら。
二度と同じ過ちを繰り返さないようにたまには厳しく叱って、からだに叩き込んで欲しいのに。
👑「…..ありがとう」
俺のからだが冷たいと思うなら、お湯であっためるんじゃなくて俺を抱いて温めてよ。
…なんて言えないけど。
👑「…..ごめんなさい、」
🍵「………..」
すちくんに浮気がバレた。
やっとバレてくれた。
🍵「…..反省してるならいいよ、」
🍵「…..もうそんなことしないでよね」
なのに君はまた ” いいよ “ って言う。
👑「…は、…..?」
どうしていつも求めている言葉をくれないの。
俺の彼氏でありながら俺のことを何一つわかっていないの。
🍵「…?…みこちゃん…?」
浮気をしたってそんなに優しいの?
それとも、俺が好きじゃないから優しくしか接しないの?
👑「…….ねぇ、」
俺ってそんなにどうでもいい?
🍵「…?どうし──、」
👑「…すちくんなんて嫌い。」
ただ甘いだけの君なんて、俺に興味が無いみたいで好ましくない。
もうすちくんは俺で喜怒哀楽を感じれないの?
🍵「…….は?」
👑「っぇ、…..」
🍵「…今なんて言ったの?」
🍵「もういっかい言ってよ。」
👑「ぇ、あ…え、…..」
👑「…..っ、…….」
どうして。
もういっかい嫌いって言えば、確実に君は俺に怒ってくれるはずなのに。
どうしても口が開かない。
🍵「…パクパクしてちゃわかんないよ」
🍵「はやく言って?」
👑「ぅ、…..あ…….」
👑「…っ、………」
👑「…..、ッ………」
🍵「…何勝手に泣いてんの?」
🍵「俺が泣きたい気分なんだけど。」
👑「…っ、う…..ぁ………」
🍵「…みこちゃんに嫌われないように優しく振舞ってたのに、水の泡だったみたいだね」
👑「っ、…ちが、…….」
🍵「あー、…もしかしてわざと俺を怒らせたくてあんなことしたの?」
🍵「嫌いじゃないのに嫌いって言ったんだ。」
🍵「…いいよ、その願い叶えてあげる」
👑「っすち、く…っ…../」
🍵「…なに」
👑「な、に…っ…いや、…..ッっ、…/」
🍵「どうせ下半身いじられたんでしょ?」
🍵「他の男に挿入れられたところなんて触りたくないし。」
お仕置も開発も同時にいけると思い、みこちゃんの上半身の突起物つねったり引っ張ったりしてみる。
想像通り乳首なんかで大した快楽が得られるはずも無く、もどかしそうに文句を吐き出す。
👑「きもちよ、く…あらへんよ、っ…../」
🍵「誰が気持ちよくさせるかよ」
🍵「お仕置だし。」
本当に少しくすぐったいくらい。
だけど雰囲気と状況と言うものがあって、無駄にM字開脚させたりすると多少の羞恥が追加される。
🍵「みこちゃんさぁ…、」
🍵「わざわざ嫉妬させるために女じゃなくて男をお得意の色仕掛けで捕まえたんでしょ?」
👑「っあ、……./」
🍵「…まぁそのお得意とやらも俺に使えなきゃ意味無いけど。」
ぐにっと強く抓ってみると、ほんの一瞬だけ腰がぴくっと動く。
👑「ぁ、やっ…../」
👑「ぃたい、よ…っ、…../」
🍵「じゃあ自分で開発する?」
🍵「…出来ないんなら大人しく黙っとけって言ってんの。」
👑「ちが、ぅ…..」
👑「俺がほしいのはすちくんの、っ…..」
🍵「…どうせちんこでかい男の人にでも抱いてもらったんでしょ?」
🍵「その後に俺とヤったってどうせ満足できないんだし必要ないでしょ?笑」
👑「やぁ、っ…..」
👑「ちが、ぅ…..っ…」
🍵「違うのはそっちでしょ。」
🍵「気持ちよかったら上でもいいんでしょ?」
グニ、ッ…♡カリ、ッ…グニュ、ッ……♡♡
👑「ぁ゙ひ、っ…!?♡//」
🍵「…ほらね?」
爪を立ててぴんっと跳ねてみれば、案の定みこちゃんは高い声を漏らす。
👑「ぁ、…っ…..あ、…../」
🍵「あちゃー、…気持ちよくなっちゃったか。」
🍵「…ダメだよ?お仕置なんだから」
👑「っん、…ぁ…♡//」
👑「は、…ぅ…ぁ、…/」
今度は気持ちよくさせない程度に少し強めに擦ってみると、もどかしそうに目を細める。
👑「や、ぁ…ッ…」
👑「きもちよく、なぃ…っ…/(涙目)」
🍵「だから。到底気持ちよくさせるつもりは無いってば」
👑「やぁ、っ…いや、ぁ…../」
👑「おれ、っ…脱がしたくせに、なんで焦らすの…っ…/」
🍵「自分で考えなよ」
👑「っ、…う…ぅ、…/」
👑「…い、…れてほしい…です、っ…/」
🍵「ふーん、…なにを?」
👑「ぇ、あ…..その、っ…」
👑「…す、…すちくんの…../」
🍵「何?下向いてちゃ聞こえないよ」
🍵「俺の何が欲しいの?」
👑「…っいじわる、…/」
🍵「言ってくれなきゃわかんないよ?」
👑「ぅ、…….」
👑「…っ、…….」
👑「…..すちくんが、…ほしいの」
俺は肩を掴まれて、ゆっくり押し倒される。
視野一面が薄暗い天井で、数秒後にみこちゃんの顔が映り込む。
🍵「………」
暗いこの部屋で微かに反射するその瞳がきらりと揺れた気がして。
🍵「…..そういうのも全部浮気したときに教えてもらったのかなぁ。」
👑「っわ、…..」
そのみこちゃんの背中に手を回して思いっきり力を入れると、重力に従って俺の上に落ちてくる。
🍵「…ちゃっかり大きくしてるんじゃん」
腹部に当たるみこちゃんの下半身がぴくっと動いて、微かに押し付けられるような感覚。
乳首なんかじゃ気持ちよくないなんて言ってたのに、やっぱり欲求も働いてたわけで。
🍵「…えっち。」
👑「ひぁ゙っ、~~~~~…♡//」
👑「ぃ゙く、ぃくいく、゙っ…..♡」
👑「ィっちゃ、ゔ…から、ぁ…っ、…♡」
繰り返される容赦のないピストン。
吊りそうになる程、ぴんっと伸びた自分の足の痛み。
🍵「イくのはいいけどあんま吸われると動けないから加減考えてよね」
👑「ッひぅ、…….♡」
硬くなった肉棒が何度も何度も俺の最奥を刺激して、ずっとイっているような感覚に呑まれて頭が真っ白になる。
👑「ぁ、っ…..♡」
👑「も、ぅっ…ごめん、なさ…っ、…..♡」
ナカがきゅーっと締まるような感覚がして、すっちーの動きも鈍る。
🍵「っ、…もう、加減考えてって言ったばっかでしょ」
👑「ぅごめんなさぃ、ッ…ごめんなさ…っ…♡(泣)」
怒ってるような口調だけれど、隠しきれない上ずったその声に安心する。
心の中では気持ちいと思ってくれていそうな表情が青信号を出してくるせいで、また俺はナカを締めてしまう。
🍵「…っ、か~わいい…♡」
限界まで押し込まれたと思っていたのにまた腰がさらに奥へと押し込まれて、混乱と快感が同時にくるせいで何も考えられない。
👑「っ、゙~~~~…゙ッっ、…!?♡♡//」
👑「っす、…….♡」
👑「ぁ゙、…あっ…ふ、…..♡」
名前を呼ぼうとしても全部快楽の波に攫われてしまって、きっと好きと言っているのか、はたまた名前を呼んでいるのか。
それはすっちーに伝わらない。
🍵「っ、…..♡」
いつもなら可愛いで済むその笑いが、今はとてつもなく恐ろしく感じれるほどに脳みそが痺れてきた。
身体も頭もビリビリする。
🍵「…まだいけるよね?」
👑「っふー、…..ッん、…..♡」
拒否権のない疑問形の問いかけ。
その意地悪でわざとな仕草にすらも今は興奮しちゃうようで、ナカがまたキュンキュンと反応する。
🍵「…だよね~、っ…♡」
👑「ッぅ、…..♡」
すると肉壁を擦りながら引き抜けていく感覚に違和感を覚える。
” まだいける “ とは対になるその行動。
👑「…っすっち、…..待っ…♡」
気づいた頃には遅かった。
👑「ッぉ、っ…~~~~ッ゙、…!?♡♡」
👑「あ゙、っ…ぁ…あ゙、…..♡」
👑「…〜〜〜〜〜゙っ、…♡」
腰がまた深く押し込まれたと同時に、自分でも驚く程に腰が跳ねる。
今までに感じたことの無い快楽が体感10秒くらい続いて、言語を失う。
🍵「…イっちゃったの?」
👑「わ、か…ん、…なぃ…..♡」
👑「っ、でも…っすごく、…..きもち、…きもちぃ、…っ…♡//」
🍵「…かわい~、…♡」
開いた口が塞がらない。
少しずつ垂れていく唾液がこぼれ落ちて、ベットシーツにじんわりと広がる。
👑「っひゅ、…..ッ…っ…..♡」
👑「っは、…ッはぁ、…..っぁふ、…..♡」
きっと今の俺は酷い顔で、犬みたいにこれでもかと言うくらい空気を取り入れる。
格好悪いけど、こうでもしなきゃ酸欠で意識が持たない。
🍵「…..ごめんね、♡」
👑「んん゙、っ…..♡」
そんな俺の気も知らず、すっちーは遠慮なく舌を絡めて酸素と唾液を奪っていく。
🍵「…っ、…..♡」
👑「ん、…ぁ…ッっ、…..♡」
👑「ゃ、…あ…..っ…♡」
👑「す、っち~、…..ッっ…..♡」
タチの悪すぎるタイミングに少しの怒りを覚えるが、そんなの快楽で直ぐに吹き飛んでしまう。
👑「っん、ぅ…..っ、…♡」
🍵「…っふ…..♡」
事後の直近だと言うのに彼はどうしてこんなにも余裕があるのか。
俺との明確な違いに少しの嫉妬心を抱く。
🍵「…..っ、…..」
👑「っはぁ、…ッ…..♡」
👑「ん、…ぁ…../」
🍵「…..っ、…..笑」
👑「…っ~~~~、…….//」
口が離れた後、すっちーはニヒルに微笑む。
余裕そうなその表情も息遣いも自分と比べると、なんだか恥ずかしくて目が合わせられない。
🍵「…こっち向いて?」
👑「…いやや、っ…/」
🍵「ごめんってば…笑」
俺が発端で起きたお仕置だと言うのに、ごめんを使える彼はやっぱり優しい。
結局、すちくんは誰よりも甘い気がする。
コメント
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時差コメ失礼します 書き方好きすぎます これからも応援させてください フォロー失礼。
ちょっとまってなんだこの神作品は……普通に悶えました… 尊すぎてやばいです、神作品ありがとうございます😭💞
なんだこのほのぼのとドロドロとえ✖︎ちのいいとこ取りしたような最強作品は...まじで最高すぎる...語彙力低下しまくる最強作品やありがとうございます🙇♂️🙇♂️🙇♂️