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今回も神ってましたぁぁぁぁ!!!!! いやーもううちの子が凶暴で破壊王(?)でカッコ良くてすみませんん!!((( 霧島っちぃ、、強敵だぞ、、、!頑張ってください!(((は? 続きもめっっさ楽しみだぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
夜は静かだった。路地裏に雨だけが響く。街灯の明かりにぼんやりと照らされた影が、ゆっくりと歩いてくる。
その男は15歳には見えなかった。長身でスラリとした体型、髪が濡れた額に張り付いている。目は細く、蛇のように狙っている。
ライア――吉田を壊すためだけに存在する狂気の塊。
彼はポケットから煙草を取り出し、ライターをカチリと鳴らした。火がつくと同時に、楽しそうに微笑む。
「吉田…、どんな顔を見せてくれるんだろうな?」
声は低く、抑揚がない。けれど、その静けさの奥に潜む狂気は、誰の耳にも届くだろう。
ライアは歩きながらスマホを取り出し、雨宮からのメッセージを確認する。
「フッ……舞台は整ったってことか。」
彼は煙草をくわえたまま、ポケットからナイフを取り出してクルクルと回す。
「吉田、お前を壊したらどうなるのか……すごく、楽しみだよ。」
その時、背後から足音が聞こえた。ライアは振り向かずに言う。
「……何用?」
現れたのは霧島蓮だった。
「お前がライアか?」
ライアはゆっくりと振り向く。蛇のような目が、霧島を捉える。
「そうだよ。で? お前は誰?」
「吉田パパ支えよう’sの霧島蓮だ。」
「……ダッサ。」ライアは心底呆れたように言った。
「うっせぇ!」霧島が叫ぶ。
ライアはナイフを一度、指で弾いて宙に舞わせ、ひょいとキャッチする。
「お前も……壊していいのか?」
霧島は舌打ちしながら拳を握った。
「やれるもんならやってみろよ、サイコ野郎!」
二人の間に張り詰めた空気が広がる。次の瞬間、ライアが消えた。
「……速いっ!」
霧島が反応する間もなく、ライアは背後に回り、ナイフの刃を霧島の首元に軽く押し当てた。
「動くなよ?」
「……クソが。」
ライアは楽しそうに微笑む。
「いいね、その顔。……壊しがいがありそうだ。」
____________________少年は汎敵に挑む__________________