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プロローグ
「ねぇ、星…あんたこれ知ってる?」
星琳の自室内、ベッドの上に腰掛けた親友…凛は目を輝かせスマホの画面を見せつけてきた。
画面内に表示されているのは、ネット記事で…いかにも怪しげな文章が記載されており{羽の生えた少女を見かけたら今すぐ逃げろ!!}という意味不明なものだった。
「何それ…」
星琳は顔をしかめ、画面内の文章を見つめる
「えええぇー〜?知らないの!?」
毎回…その響く声で叫ばないでほしい
「知らないって」
「天使だよ天使!!今話題になってんの!」
話題になっている、と言う事はそれなりに手の込んだイタズラなのだろう
「……………興味ない」
「はぁ…夢ないな」
凛は大きくため息を着いたが、ため息をつきたいのはこっちだ…毎回何故こんなイタズラに引っかかるのだろう、何処まで馬鹿なんだ
「別に、ファンタジーすぎて信じれないだけ」
「はいはい、まあそうよね…」
「…というかさ、会って得ないんじゃない?これ…」
しかも、逃げろと書かれているなら尚更…
「んー、まぁそうだけどさぁ…天使だよ?天使!!」
「はぁ……」
「もう…相変わらずツンツンなんだから」
「辺な言い方しないで」
…天使なんて信じない