「略奪」
side fjsw
プロローグ….
「ねぇ、りょうちゃん。
俺、ある日突然、元貴が急に消えて、
いなくなっちゃいそうで、怖いんだ。」
「うーん。俺は元貴のこと、好きだけど、
元貴はどう思ってるかは、聞いたことないんだよね……
もっと前に聞いたら良かったけど、
もう面と向かっては、
怖くて聞けないな……。(苦笑)」
「えっ、そういう時……? いやいや、酒の席だからって何聞いてんだよ、はぁっ??
……いや、まぁ、可愛いとかは、言われるよ……。
え……??いやっ、元貴のプライベートでもあるからこれ以上言えないわっ!(笑)
……まぁ、逆らったり、
元貴を突き放すような言葉を言わないようにはしてる……。
いやいや、変な意味じゃないよ(笑)
元貴は寂しがり屋だからさ、
言葉に敏感なんだよ、、。」
「りょうちゃんおはよー。
あっ、クマ?メイクで隠して貰わないと。
あー……昨日、元貴に深夜に呼び出されてさ。
ほら、元貴、ゾーン入ると
全然 解放してくれないから……(苦笑)」
「あぁぁぁ……元貴と、三ヶ月以上、プライベートで会えてないし電話もLINEも仕事の話しかしてない。
…りょうちゃん〜俺から、誘っていいと思う?
今日家行っていい?って。重いかな?
……え?確かに前は家まで押しかけてたわ
俺、元貴に嫌われたくないのかも。言えないんだよ。
昔みたいにさ」
「うわっ……今日、元貴なんか機嫌悪くない……?
寝れてないのかな……。
マネージャーに一応、元貴の好きなもの
買い出し頼もうか。」
「飲み会? うーん。今日かぁ……。
元貴、今制作期間だから、
いつでも呼ばれたら行けるように、
しておかなきゃなんだよね。
酒は飲めないなぁ。
元貴は即レスする人が好きだから……。」
「…………。りょうちゃんみた??
元貴、女の子との噂あるみたい。
俺なんにもしらない……。
元貴から何も言われないし。見てないはずないよね……?
そもそも俺に聞く権利あるのかな……?」
「え……?いや、元貴は意外と優しいんだよ。
俺が弱ったら、すぐ気づいてくれるし。
気まぐれだけどね。
んー、、いや、、好きとかは、言われたことない。
りょうちゃーん、おれ、元貴にとって、なんだと思う?」
「……むかし、1度離れてるし、
活休もあったし、
トラウマで遠慮しちゃってるのかも……
元貴がいなくなったら、
俺の世界、終わるみたいなもんだからさ…………。」
「…………ふっ…………ぅっ…………。
あっ……、、りょうちゃ、これは、、ちがっ……、、
なんでもない、
……いやいや、泣いてない泣いてない、ちょっと咳込んでただけ。
大丈夫だから。」
「りょうちゃんはライブに咲く一輪の花だね(笑)ふふっ(笑)」
「りょうちゃん……!よっぱらっちゃったぁっ! いいじゃん、かえるとこ、一緒なんだから!!」
「りょうちゃん〜りょうちゃんが美味しいって言ってた料理、練習しといたよ。
りょうちゃんが好きな味付け覚えた!
元貴には濃いみたい(笑)」
「りょうちゃん……?一度も年上と思ったこと無かったけど、慰めてくれてありがと。
りょうちゃんって彼女いるの?
りょうちゃんに想われる人は幸せ者だね……!」
「……っ。」
幸せ者は元貴でしょ。
こんなに想われて。
若井の人生そのもの元貴じゃんか。
何年も、何年も、傍で見てきた。
元貴は若井を幸せにする気あんの?
いつまで経っても平行線じゃんか。
ねえ。僕にしなよ、若井。
僕だったら、
絶対に泣かせたりしない。
不安にさせたりしない。
元貴。余裕な態度はここまでだよ。
若井が元貴しか見てないのは
分かってる。
元貴が……。
ものすごく手強い相手だということも。
その才能も……
もちろん理解してる。
でも
俺は若井が欲しい。
ゆっくり……ゆっくり……。
若井を堕としてみせる。
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コメント
33件
初コメ失礼します!! 若井さん、元貴さんに一途で好き!!
mtkが急に消えていなくなっちゃいそうってwkiの気持ちもすごいわかるし、ryoちゃんの気持ちもしっかり伝わるといいね️🫧さんの作品全て大好きです、
いやえ?え?好きすぎるんですけど片思い的なね、🫧さんの物語好きすぎる、、