Vのニキくんの新衣装が神、せんせーの衣装は死神とか悪魔とか、、そういう風に見えちゃいました。
かきます
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nk side
「 〜♪、〜〜♪ 」
どうも天界からこんにちは、ニキです。
一応神っちゃ神なんだけど、最近天界平和すぎて面白くない。
だから最近は上から下界を観察するのにハマってるんだよね。
なんだろ、こういうの。
人間観察、って言うのかな?
でも下界って面白いことにね、たまーに。
ほんとに極たまになんだけど人間に扮して生活している死神の類いの奴らが居るんだよね。
そういう奴らってやっぱ人間と雰囲気違うからひと目でわかる。
理由?分からん。
誰か探してんのかな?
そういえば居たなー、俺の昔の友達にも。
探さなあかん人おるからーってどっか行って、それっきり。
どこに、居るんだろ。
会いたいなー。
…あ、また死神みーっけ。
でも、この死神変。
異様なオーラ纏ってるし、明らか人間じゃないやん。
周りの人間、それすら気付かないとか目節穴なんだな。
「 …珍し。 」
「 あの子、お気に入りだわ。 」
そう言って俺は天界の奴らに頼んで人間に変えてもらった。
最初は勿論止められたよ?
お前みたいな奴が行ったら下界はおかしくなる、って。
いやいや、そんなん知らんし。
最悪あいつだけでも連れて帰ればそれでいいし。
「 んじゃ、行ってきまーす、っ 」
周りの奴らにそう声をかけて天界からひとっ飛び。
…けど、現実はやっぱりそう上手くは行かないみたいで。
「 …もーー!! 」
「 どこ!?どこに居るんだあいつは!? 」
そう、全く見つけられない!!
何しろ1回、しかも軽くしか見てないからどんな顔だったかとか1ミリも覚えてない。
「 …あ〜あ、やらかしたー。 」
なんだよ、こっち来た意味ないじゃん。
しかも、ここどこ?
マジで分からん、ちゃんと把握しとくんだったなー。
普段は常に浮いてるから歩き方が不自然、慣れない足を酷使して歩き回ったせいか、どっと足に疲れがたまる。
「 …はあ、しんど。 」
人間っていつもこんなしんどい思いしながら生きてんの?やばいね。
適当に座り込む。そして天界の奴らから非常用に、と渡されたよく分からない電子板を取りだして、顔を前まで持って行って…
教えられた通りに動いてるのに、板の画面は微動だにしない。
「 …なにこれ、不便すぎ。 」
呟いた瞬間、何かが頭に当たった。
「 …あ、すません、 」
人間か?なんだ、ちゃんと謝れんのか人間は。
そう思って振り返る。
「 あの、そこ…、 」
「 え? 」
ゴミ袋を持った男の人が気まずそうに俺の後ろを指さす。
…あ、ドア。ここ通りたいんかな。
「 …あ、?ああ、すんませ。 」
退く。退くよ流石に。
「 …ども。 」
軽く会釈しながら男は俺の前を通り過ぎる。
すると、俺の頭に激痛が走って。
「 …い、った、 」
思わずその場にしゃがみこんでしまった。
「 …は、え、? 」
「 大丈夫すか、 」
心配そうに声をかけてくれた。
「 …大丈夫じゃ無いっぽいな、 」
そう小さくつぶやくと、失礼しまーす、と声が聞こえた。
すると足が地面から浮いて。
驚いて目を開いて横を見ると顔がすぐ近くにあって。
「 …は、っ?? 」
「 ちょ、動かんといてくださいよ、 」
「 落ちますよ、? 」
なに、なにこれ、俺人間に浮かされてる、!?
「 な、なんしてんすか、!? 」
そう言うとまた頭に激痛が走って。
「 っ〜〜、 」
「 …大丈夫すよ、もうすぐなんで、 」
俺はなんだか人気のない所へ連れられて。
運ばれてる間も頭に激痛が走り続けるから抵抗もできなかった。
「 …よい、しょ、っ 」
そう言って下ろされる。腰あたりから地面の感触がする。
「 …っ、ふぅ、はぁ、っ 」
それでも頭はガンガンと痛くて、会話さえもままならない状態だった。
「 …しんどかったら、言ってください。 」
そう言うと彼は俺の腕を強く掴んで。
するとすぐにぶわっ、と深い紫の紋章が浮かび上がって。
気付くと頭痛もまるで無かったかのように綺麗さっぱりと消えていた。
「 …へ、?なんで…、 」
治癒?なんでこんな人間が…?
「 …誰にも、言わんといてくださいね、?笑 」
彼はそう言って少し微笑みながら立てた人差し指を口元へ持っていく。
するとばさっと音が鳴って周りに黒い羽が散って。
これは、死神の羽、?
「 …俺、実は死神やってるんすよ。笑 」
そう言われて顔を改めてじっと見る。
すると、あることに気がついて。
「 …あ、っ!! 」
「 ふは、ようやく気付いたんか?笑 」
「 …ぼびぃ…、!! 」
ようやく、ようやくだよ。
あの禍々しいオーラを放っていたのはボビーで、俺に見つけて欲しかったからなんだって。
「 …なんで、こっちまで来なかったの? 」
「 いやいや、1回出た身やねんから戻られへんやろ?笑 」
「 …だから、せめてニキに見つけてもらおって思って。 」
「 だからって死神になんかならなくても… 」
「 …お前は、 」
「 ただの人間じゃ見つけても興味なし、やろ?笑 」
「 お前と、何年一緒におった思てんねん笑 」
「 …はは、確かにそうだわ笑 」
「 …俺の方が1枚上手、やったな。 」
「 …悔しい。 」
「 俺の方が、先に見つけたかったのに笑 」
コメント
2件
んふっ、好きぃ゛!!
んー、エモい