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kn「…nakamu…?」
先輩を忘れようとここへきたのに、まさか本人と出会ってしまうなんて思っても見なかった。
驚きのあまりお互い思考停止していると、先輩と楽しそうに話していた目の前の定員さんが口を開いた。
⁇「…いらっしゃいませ。きんときの知り合い?」
「ぁ…。ぇと…」
なんて答えるべきか迷い、先輩の方へ視線をやると俺が困っていることを察し、「…高校の時の後輩だよ」と伝えてくれた。
sk「…なるほどね…」
「俺の事はシャケって呼んでな。きんときとはここで出会った」
少し怪しい人を見るように目を細めた後、にこりと自然な笑顔を作り挨拶をしてくれた。
それに釣られて、俺も挨拶をした。
「nakamuです。」
そういうと、シャケと名乗る人は「何飲みたい?」と聞いてくれた。
kn「ちょ、シャケ…」
shk「あれ?ダメだった?」
気まずそうにこちらを見る先輩に、俺と話したくないのか…
なんてことを考えてしまい、少しモヤっとしてしまった。
先輩からしたら、振られた後輩と飲むのなんて気まずいに決まってる。
ましてやこんなお店で出会ってるんだ。
けれどそんなことをすぐには考えられず、ぱっと頭に出てきたことをそのまま伝えてしまった。
「…俺と飲むの嫌ですか…?」
先輩の顔を覗き込むように小さくそう呟くと、困った表情をしながらも了承してくれた。
kn「〜〜っ…。わかったよ…」
「…ありがと先輩…!」
正直、先輩を忘れるためにこのお店に来たんだから他の人のところへ行った方がいいんだろう。
けれど、久しぶりに先輩に会えて嬉しい気持ちの方が強かったんだ。。
…それにもっと先輩と話したいとも思った。