※Mrsさまの関係などを無視しています。
僕はあの曲が反響を呼びたまにテレビ番組にも
出演するくらいには有名になっていた。
例の映画の主題歌は無事完成し、
念願の映画”デート”の日になっていた。
そう、僕はあれからも連絡を続けて若井と恋をする仲になっていた。
今日はいつもより髪を綺麗にして、いつもはつけない香水をつけて、めがねも掛けて行った。
待ち合わせ場所に若井が居た。
o 「お待たせ!待った?」
w 「全然!俺も今さっき来たとこ!」
気を遣ってくれたのだろう、スマホにはゲーム画面が映っている。
w 「映画もうすぐ始まっちゃうから行こ!」
小走りで映画館へ行って席に座る。
映画が始まって数十分。
隣から鼻を啜る音が聞こえ横を見ると
若井さんの目から涙が零れ落ちている。
僕はハンカチを無言で差し出した。
若井が小さな声で ありがとう、と言っているのが聞こえた。
映画が終わって若井が まだ離れたくない と可愛げのある事を言うため、時間を見ると丁度12時。
o 「んー、じゃあご飯食べる?」
w 「うん!」
目をキラキラと輝かせて言う貴方がとても愛おしい。
o 「何食べたい?」
w 「んー、久々にイタリアンとか?」
o 「食べに行こっか」
僕がイタリアン好きなことを覚えてくれていたのか、本当に食べたかっただけなのかは分からないけど、前者の方にしておこうと思った。
o 「おいしい?」
頬をパンパンにしてパスタを食べる若井が可愛らしくて笑みを零しながらそう聞く。
w 「ぁ、うん!おいしい!元貴は?」
頬がリスのようになっている事に気付いた若井は頬を赤らめて答える。
o 「若井と食べる物は全部おいしいよ」
w 「なんか、嬉しいなぁ
あの、ご飯食べたら元貴とショッピングしたいな」
若井が初めて我儘を言っているため驚いて口が開いたまま塞がらない。
w 「ご、ごめん。 元貴も予定あるよね」
o 「ない!!」
食い気味に若井に伝えて、店内には僕の ない!! という大きな声が響く。
w 「じゃあ、お買い物、できる?」
o 「もちろん!」
パスタを食べ終えて、支払いを済ませ店を出る。
o 「どこか行きたい場所あったの?」
w 「元貴と、お揃いの何か記念にほしいなって、思って」
頬を赤く染めて言う若井を愛おしく思う。
o 「スマホケースとか?」
w 「いいの?!」
o 「うん、笑」
w 「じゃあ早速スマホケース売ってる雑貨店とかに行ってみよ!」
僕の腕を引っ張り小走りで店を探している君が僕の彼氏。改めて僕は幸せ者だと気が付かされる。
𝕖𝕟𝕕
次のストーリーのリクエストください!🙇
コメント
3件
若井さんめっちゃ可愛い😍 この作品やばいっすね←語彙力 もう、書いて下さりありがとうございます😭