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shk受け 軍パロ。
ふぁー、、なんて間抜けな欠伸が出る。朝だ。今日俺は特に何も無いけどみんなは忙しいらしい 誕生日会とかもまた今度ねって言われたし。まぁ寂しくないといえば嘘になるが泣くほどこだわりが強い訳では無い。子供の頃、優しかったはずの両親が誕生日に俺を売り飛ばしてから、いい思い出がなくて。でもアイツらが祝ってくれたから誕生日が好きになれただからまぁ 結構、悲しくはあるけれど。まぁしょうがないものはしょうがないので今日は寂しさを紛らわす為に少し出かけてみようかな なんて考えつつとりあえず朝飯を食べるために食堂へ向かった。
おかしいな、やけに静かだ。いつもなら生活音や誰かの鼻歌なんかが聞こえてくるはずなのに何も聞こえない。ただ空気がざわめく音だけが俺の耳に入ってくる 多分きっとみんな任務に行ったんだろう。じゃあ俺の朝飯なんか用意してないだろうなって部屋にUターンした、、これ以上寂しくなる前に。なんだか1人になりたくてGPSもインカムも外して外へ出る 外は賑やかだ、、いつもに増して賑やかな気がするな、?よく耳を凝らすとハッピーバースデーなんて歌も聞こえてくる 祝って貰えない俺が惨めに思えてただひたすらに走った。
何も予定のない俺は らっだぁさんのところにでも行っておめでとうみたいな一言くらい貰おうかな。なんて思ったのに何故か門は閉められていたし門番も立っていなかった。今日はなんてついてないんだろう 誕生日なのに。ずっと憂鬱とした気持ちが晴れない 自分で元気を出すために好きな洋服を見たりカードゲームを買ったりやけ食いしてやるって屋台で買い食いしてみたり。でも結局その日は何をやっても彼奴らの事しか考えられなかったし寂しくて憂鬱な気分だった。普段そんなに食べないのにやけ食いなんてするから吐きそうにすらなっているし。情けない。しゃがんで落ち込んでいるそんな時俺を呼ぶあの声が聞こえた
nk「しゃけー?!?!」
br「しゃーくん!!!!!!」
でももう気持ち悪くて情けなくて泣きそうで動けない。ここだって言いたいのに そんな時後ろから抱き抱えられた
kr「みっつけたー、、って大丈夫?」
kr side
朝から探してたしゃーくんがやっと見つかった。顔色は悪いし泣きそうな顔をしてるし。見てるこっちが先に泣きそうなくらい可哀想で。抱き抱える力を強くしてぎゅとしたら
shk「寂しかった。」
そうやっていいながら抱きついてきた。有り得ないほど可愛い え、今日って俺の誕生日であり命日だっけ?なんて流石に嘘だけど。未だに泣きそうなしゃけに頭を撫でながら今日の出来事を話す。こいつはきっと大きな勘違いをしてるから。
kr「今日じつはね、祝日なんだよ?、、しゃーくんの誕生日だから。祝日にしたの俺たちが。ハッピーバースデーって聞こえたでしょ?あれも全部しゃーくんに向けて。」
祝日?俺の誕生日だから?あの曲も全部俺に向けて?意味が理解できない。みたいな顔を全面に出すしゃーくんがかわいくてつい笑ってしまう。そう 実は今日サプライズで祝おうって作戦を立て朝は息を殺していたのだ。悲しいことにそれでしゃけが勘違いしてこんな事が起きたのだけど。
kr「ごめん」
なんて腕の中でこっくりこっくり、船を漕いでいるしゃけに言ったら頭をぐりぐり押し付けられてしまった。かわいい。独り占めしたくなったけどこんな可愛いしゃけを独占したら殺されてしまうので後はみんなで。
kr「だいすきだよ」
なんて一言、独り言のように話しかけてインカムで報告してから抱っこしたままお城へ向かった。
shk side
目が覚めるとソファーに座らされていて帽子やら「本日の主役」なんて書かれたタスキやらをつけられていた。しかも目の前には満面の笑みのあいつらとケーキ、風船、、とりあえず沢山の飾り付けもある。
nk「あ、おきた。じゃあいくよせーの!」
困惑していたら更にそんな声が聞こえて、理解し終わる前に俺の方向に大きい音と紙吹雪が飛んできた。
vvt「おめでとー!!!!!!!」
そっか、やっと祝ってもらえた。それが嬉しくて泣いたらみんながあたふたして それから頭を撫でてもらって。そこからはみんなでケーキを食べたりゲームをしたり なんてまたとない幸せな時間を過ごした。
日付けを越す間際、ふと大きな寂しさに襲われる。明日からはまた普通の毎日 いっぱい甘えるなんてそうそう出来ない。でも それでも朝はついていなかった左手の薬指の印が大丈夫だっていってくれるみたいに輝いていたのを俺は忘れない。
今日、俺は5人の家族になれたんだ。