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Dr.STONE 夢小説
今日も薬草畑は元気いっぱい。風にゆれる葉っぱたちが、なんだか「おはよう」って言ってるみたい。
「翠、次の畝、耕し終わったぞ〜!」
クロムの元気な声が響く。私は手を振って、作業着の袖をまくった。
ここは、石の世界。でも、私はここで生きてる。ちゃんと、役に立ててる。
そう思えたのは、きっとあの人——あの天才少年のおかげ。
「千空、次は何を作るの?」
それが私の、今の毎日の始まり。
プロローグ。 「風が教えてくれたこと。」
静かだった。
どれほどの時が経ったのだろう。まぶたを閉じたまま、私は長い夢を見ていた気がする。
柔らかい草の匂い、森の音、風の流れる感覚。全部、忘れていたはずなのに……胸の奥でかすかに鳴っていた。
「まだ、終わってないよ」
誰の声だったかも思い出せない。でも、その言葉だけは、ずっと心に残ってた。
そして今——
微かに、風が吹いた。
ぴしりと、何かが砕ける音。まぶたの奥に光が差し込む。
その瞬間、私は確かに、生きていると感じた。
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Prolog。