初のかめさく🐢🌸!!!アニメしか見てないから解釈違うかも…
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「…」
「桜さん?いつもより静かですけど大丈夫ですか?」
「うおっ?!な、なんでもねぇよ!」
楡井が心配そうな顔で俺の顔を覗き込む。少し考え事をしていたから、集まりなのにぼーっ、としてしまっていた。
今日は風鈴と獅子頭連で集まって、食べたり、飲んだり。と、言ってもあの日、タイマンしたやつらしかいないが。
あいつは、他の奴と楽しそうに何が話している。見ない、と思っても目で追ってしまう。俺も、話したい…
そう、俺はあいつ、十亀のことが、恋愛的に好きなのだ。俺がこんな感情を持つなんて思ってもいなかった。
今日も、特に何も話せずに終わろうとしている。せめて連絡先ぐらい聞いておきたい。でもなんで?って思うだろうか、早くしないと帰ることになってしまう。あ〜、もう、 なんて言えばいいんだよ!
「桜、ちょっといい〜?」
このゆっくりした喋り方は!後ろを振り返ると、やっぱりあいつだった。
「な、なんだよ」
「そういえば、連絡交換してないなぁって。良ければ交換しない?」
まさか、向こうから来ると思ってなかった。俺は急いで連絡先のところを開く。
「あ、えと、いいけど」
「良かったぁ 」
そして、操作を教えて貰いながら、ついに十亀の連絡先をゲットしてしまった。
その日はそこで帰ることになった。
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「桜くん、交換できて良かったね〜」
帰り際、蘇芳にそう話しかけられた。
「だって、桜くんあの人のこと好きだもんね!」
「……はぁっ?!///」
俺は蘇芳の言葉に驚いて、なんでバレたんだ?!と思うことしかできなかった。いつから?そんなわかりやすかった?いや、コイツなら何でも気づきそうだしな…
「ほら、顔真っ赤だよ?桜くんわかりやすいもんね〜」
「まぁ、そうですね。俺でも最近気づきましたよ!」
なんだと…蘇芳だけじゃなくて、楡井まで気づいてたなんて。俺ってそんなにわかりやすいのか…?!
あいつに気づかれないことを祈るばかりだった。
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あの日からどのくらい経ったかな。前の俺だったら、桜と連絡先を交換しただけで、こんなに嬉しいなんて、思わないだろう。
「亀ちゃん、嬉しそうだね?」
丁子はニヤニヤしながら俺の方を見つめてくる。
「…わかるぅ?」
「だって亀ちゃん、さっきからスマホ見て笑ってるから。好きなんでしょ、桜ちゃんのこと!」
丁子にバレてしまった。まぁ別に気にしないけど。
やっと好きな相手の連絡先をゲットしたんだ。嬉しくないはずない。
「てゆーかさ、あの反応、絶対脈アリだよ?!」
「…そう思う?」
連絡先の交換をしてたとき、桜は見るからに嬉しそうな顔で画面を見ていた。あと、会うとチラチラ視線を向けてくる。2人で喋るとなんか顔赤いし。
「…脈あり、なのかなぁ」
コメント
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ありありだよ!!!?? 十亀ーーーー行けぇぇぇ! 桜可愛いッ、 え、何このもどかしさッッ、可愛いぃよぉぉぉ この話さいこぉぉ!!!