『僕のリボンをほどくのは』
────Prologue────
幼いbr『おかあさん!僕この服ほしいなぁ』
母『え……?この服、女の子が着る服だけど……』
幼いbr『可愛いからいいの!これがいい!』
母『……だめよ。周りから変に思われてしまうわ』
幼いbr『え〜……これがよかったのに……僕、大きくなったら自分で可愛い服たくさん買う!』
母『はいはい。勝手にしてちょうだい』
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────僕は、物心ついた時から可愛ければなんでも大好きだと思っていた。
女の子が着るようなフリフリの服だって、僕が“可愛い”と思えば全て大好きだと思えるんだ。
別に、体は男の子で、心は女の子、とかそういうんじゃない。
単純に、“可愛い”と思えるものが好きなのだ。
だから、今まで“可愛い”と思った子を好きになっていた。
でも、小さい頃は、男の子なのに、女の子が着るような服を着ていた。
だから、きっと気持ち悪いと思われたんだろう。
男の子どころか、女の子にも、
『気持ち悪い』と言われ、僕の感情や好きな物は全て否定されてきた。
頭ではそう言われると理解していたのに、
僕の気持ちを否定されるたびに、
可愛いリボンで首を絞められるような感覚に襲われた。
────だから、やめたんだ。
可愛い服を身につけるのも、人を信じるのも、人を好きになるのも。
でも……
苦しいよ……
僕だって……
ありのままの僕で……いたいのに────。
新連載、『僕のリボンをほどくのは』
このお話はbr×shaのお話です!
前にいただいたコメントから思いついたお話です!
(なぜか画像貼れないんだけど)
ゆずさんという方から、『受けが攻めに絆される』みたいなシチュが好き、というコメントをいただき、
それなら書きやすそうだな、と思って書くことにしました!
いい展開に持ち込んでいけるように頑張りますので!
ハート、コメントお待ちしてます🌟
それでは👋
コメント
4件
ちょっと待って……暴力……? ねぇねぇ知ってる?暴力ってね〜神すぎて暴力受けてるみたいに尊いがあるって事なんだよ〜
ハワァァァァ!! ありがとうございます!!! 続き楽しみにしてます!!