鍛錬室。 墻音。
「ラァァ!!」「、、!?」動きが速くなってる、、でも、、「、、!?痛っ!!だぁぁ、、疲れた、、ハァ、、ハァ、、」「、、俺まだ息上がってませんよ〜、、もうちょい体力付けてください」「う、ウッス、、」「、、、、」
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組織廊下。 一。
「、、あら、、どした」「、、正直、、坂沼さんが班長になるのは嫌なんです、、アンタの団に来たのは班長の枠が空いてたからです」「、、、、」「、、でもまさか、、俺がここまで遊馬さんや狂唖さんに嫌われてるなんて思いませんでしたよ、、」「、、林太郎殴ったんだっけ」「、、全部俺が悪いのに、、なんで殴ったのかわからない、、あの時の、、殴ったのまた謝れてないんです、、林太郎にも鳩尾にも墻音にも、、でも、、よくよく考えたら、、アイツらが抱えてるものって、、恵まれてるものなんかじゃないんだって、、」「、、、、」「林太郎の竹口幹部の甥っ子ってだけで勝手に周囲に期待されて、、それに応えようと必死で任務を果たしてた、、鳩尾の英才教育を受けてた、、けれど、、アイツの勉強量や時間は俺が生涯を費やしても到底できない、、でもアイツは戦術が無理だから勉強しかないって目から血を流しながら勉強してた、、墻音も、、墻音には1番言いたくなかった、、才能なんて言葉、、恵まれてるなんて、、俺は、、目の前で家族が死ぬ姿も、、子供が死ぬ姿も、、見たことないのに、、」「、、んー、、んー、、そうやな〜、、複雑よな、、そういうのんって」「、、わからねぇでしょ、、アンタには、、」「おう、わからねぇよ」「、、、、」「俺なんか元々勉強はスッと入って来たし、運動神経も悪い方じゃなかったし、、友人にも恵まれたし、、多分桐生の気持ちはわからん、ごめん」「、、、、」「でもよ、お前はヤッキーが自分より上に行くのが嫌だからアイツにわざと仕事教えなかったら、応援してやらなかったりすんの??それは違うだろ」「、、、、」「俺嫌いだぞ、そういう奴」「、、それは、、」「、、、、」「お、俺が応援しても、、それに、勉強や体術は墻音の方ができるし、、」「、、桐生、このままじゃ墻音そろそろ狂唖に怒られるんよな」「、、??な、何の話すか、、」「墻音最近帰り遅いから狂唖が拗ねてんの、狂唖拗ねたら面倒臭いんだよな〜!!お前も知ってるだろ〜??あー、誰か代わりにヤッキー見てやってくんねぇかな〜!!」「、、アンタが「俺は速く帰って寝たいな〜愛する妻もいるしな〜!!」「、、あ〜、、もう、、」
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鍛錬室。 焚矢。
「ラァァ!!」「、、!?うぉ!!」「あ、何」勢いよく部屋のドアが開いた。そこには桐生さんと橘幹部がいた。「墻音退けゴラァ、お前はさっさと狂唖幹部とセ◯クスして寝ろ」「え、何、怖い」「いいゴミ分だなぁ!!狂唖幹部抱けてよ〜!!感想聞かせろよ!!」「やだよ、え、ちょ離れろ」桐生さんは墻音さんの肩に腕を回した。「おい!!ヤッキー!!」「は、ハイ!?」「何だその剣の持ち方ぁ!?そんなんじゃジジイにもやられんぞ!!」「え、あ、す、すんません」「墻音に素手で負けてんじゃねぇ!!貸せゴラァ!!」「は、ハイ」
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2週間後。 焚矢。
「、、あ、、あぁ、、」、、421点、、「、、桐生より一点下だな」「チッ」「今墻音舌打ちした??」「やったぁぁぁぁ!!!!おめでとうヤッキーぃぃ!!!!」「ぐへ!!」才子とマロンはそう俺に抱きついた。「ハハ、、みんなのお陰だよ、、ww」「、、5番目の高得点者合格だな、、おめでとう、よく頑張った」遊馬さんはそう俺に言った。「ありがとうございます、、!!」「狂唖も褒めてたぞ、坂沼のことももちろん、桐生のことも」「、、え、俺??」「あぁ、、養成の勉強も教えてあげてほしいなって、、ボソって言ってた」「、、、、」「あ、どこ行くんですか桐生さん!!」「放っとけ」すると「坂沼焚矢くん!!!!」「うわあぁぁ!?びっくりしたぁぁ!?」「林太郎じゃん」「合格おめでとう!!」「おめでとうございます、、」そこには林太郎さんと鳩尾さんもいた。「、、ハハ、、ありがとうございます、、ww」「祝福しよう!!昼飯はまだだろ??行くぞ!!」「、、え、、どこに??」
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養成室。 一。
「狂唖幹部!!!!」「わぁ、び、びっくりした、え、は、一??どしたの」「俺養成に勉強教えてあげたいです!!」「、、え、、あ、、ハイ??」「す、凄え丁寧に勉強教えるんで!!そ、それに絶対殴りません!!」「当たり前だろ、殴ったら殺す」「、、あの、、その、、」「、、??」「、、ご、ごめんなさい、、その、、3年前のこと、、あの後遊馬さんから聞きました、、狂唖幹部にめちゃくちゃ怒られたって、、俺に人殺させる気かって、、怒ってたって、、」「、、アイツお喋りだな」「、、よ、よくよく考えたら進級試験監督は本当に怖いものすね、、自分の判断で、、大切な人が死ぬかもしれないんですから、、」「、、、、」「か、墻音の時とかも怖かったんですか、、って、えぇぇぇぇ!?何泣いてんすかぁぁ!?」「え、あぁ、ごめん」「え、ちょ、墻音に怒られる」「、、その心配、、まぁ、すごい怖いけど誰かがしなきゃだからな、、それが俺だってだけだよ」「、、、、」「、、ハハ、、良い顔になったね、、もう組織の人間に向かって才能だの恵まれてるだの言うなよ〜、才能あって恵まれてんならみんな組織になんて務めてないから、お前含めて」「、、は、ハイ」「うんうん〜!!そのくらい凹んでくれると説教しがいがある〜!!一すぐ怒るから養成怖がるかもだけど、加四六と墻音と俺の3人じゃ手回らなくなって来たしな〜」「、、、、」「頼める〜??まぁ、教官用の試験受けなきゃだけど??」「、、!!もちろんです!!今度こそ怪物ボコボコにします!!」「いや、教官試験に戦術試験はないよ」すると「あ、居た居た〜!!」「、、??林太郎??」「近い、離れろ」墻音はそう俺と狂唖幹部を離した。「お、ごめん」「、、一、、お前狂唖さん泣かせました、、」「え、怖なんでわかんの」「何したゴラァ!!」「違う違う!!俺が勝手に泣きました!!恥ずかしいこと言わせないでください!!」「一〜!!そろそろ行くぞ〜!!昼休みなくなっちゃう〜」「え、どこに」「どこにって、試験のお祝いにですよ、行かせないとは言わせませんよ、狂唖も二郎系ラーメン挑戦しましょ」「じ、え、何て??何それ」「食えるかな、、」焚矢はそう言った。「大丈夫!!残したら僕が食べてあげる〜!!」マロンがそう言うと、「二郎系ラーメンで他人のものを代わりに食べてあげるのはマナー違反ですよ」「えぇ!?そうなの!!」鳩尾にそう言われると、マロンはガクッと落ち込んだ。「よし、行くか〜」「そうだな」「え、遊馬さんも行くんすか」「悪いか??」「いや」「、、、、」、、なんか、、「、、林太郎」「、、??どうした??」「、、悪かったな、、色々、、鳩尾と墻音も」「、、、、」「、、、、」「、、何に対して謝ってるんだ??」「え」「あ、もしかして資料ミスのことか??アレなら訂正しておいたぞ!!」「ハハ」「ど天然、、」鳩尾と墻音はそう笑った。「、、お前、、人がせっかく謝ってんのに、、もういい!!行くぞヤッキー!!」「え、怖い怖い!!」「あ、逃げた」「馬鹿にしすぎですよ、林太郎」「え、何、何のことだ??なぜ鳩尾と墻音は笑ってる??」「うるせぇよ!!もういいもん!!俺にはヤッキーがいるもん!!お前らに構ってられるかぁ!!ヤッキーニンニクマシマシ特盛でいくぞ」「何それ!?」ヤッキーはそう叫んだ。「、、ご苦労だな、加四六」「え、何がスカ遊馬さん」
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後日。 橘団室。
「、、一、そろそろなんか食べれるんじゃね??」「、、まだ胃に麺を感じます、、」俺は橘幹部にそう返した。
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