第七話─最終話─.これが私 / 俺 達の本当の“絆”。
目の前に映った人影の正体は……………………
どっからどう見ても , 綺麗な茶髪のmryさんの姿だった。
そのmryさんの手には、さっきまでゲームマスターが着ていたと見られる、黒いパーカーを持っていた。
それを見て辺りを見渡したが , ゲームマスターの姿は見えなかった。
「ま、まさか…mryさん ? 貴方が、ゲームマスター ? 」
mry「………( こ く ッ 」
mryさんは , 何も言わずに静かに頷いた。
iemn「mryさん、貴方はどういうつもりでこんな事を ? 」
さっと、iemnさんがいつもの冷静さのまま、mryさんに訪ねた。
そして , mryさんはしばらく考え込むような顔をして , こう答えた。
mry「僕はあくまで , 元村民なんだから、元々所属していた村のことが気になって当然でしょ ?
だから、此の 3 周年記念日、君達はこれからも『mmmr』として、活動を続けれるのかどうかを試しただけさ。」
まるで何事もなかったかのようにサラサラと答えた。
「でも、、なんで、私達を命がけにしてでも、そうしないといけなかったんです?下手すれば、犯罪…ですよね」
mry「……………………………………。」
私がそう聞くと , 彼は流れるように沈黙が続いた。
mry「とりあえず , お出口はそこにありますよ ? 今日が3周年なんでしょう ?
何もなかったら視聴者さんが , 心配やらなんやらすると思いますけど、、 」
「………ッそう、ですね、それでは私達は帰りましょう … 」
そう言い残し , mryさんを後にした。
このまま , 私達は無事 3 周年を迎えた。
視聴者さんからは , 沢山の支援絵まで貰えた。
mmmr内では , ちょっとしたミニパーティーを行ったんだ。
───このゲームの事を忘れているかのように………。
mry side
最初から , 僕は決めていたんだ。この日にこうするって計画を────。
それも脱退してから数ヶ月後くらいから。
それくらい , 大事なんだと思っていた。
正直 , 悔しかったんだ。
僕が居ない方が , 充実したmmmrの生活を送れている気がすると。
つまり , 僕は邪魔だったって事。
だから , 絆を試すと同時に , 滅ぼそうとも思ってしまったんだ。
でも , 予想とは遥かに違った。
彼等彼女等 , mmmrは想像以上の固い絆でできている。
それも元メンバーの僕が認めるんだから。
だからこそ , 僕がこう動いた理由を答えなかった。
答えると向こうに , 返って困らせるだろうから。
色々あった僕なんだから , これ以上はmmmrには関わらない。
ただの視聴者として───ただのファンとして過ごしていくだろう。
こうして私達mmmrの平和な日常が戻ってきたのでした────。
*~ END ~*
⚠脱退済みの方の登場◎此の作品はフィクションです。
コメント
5件
まりょさんねぇ…脱退は残念だったなぁ… それはそれとして、mmmrの三年間の絆がしっかりと書かれてて、3周年を飾るいい作品だったぁ!お疲れ様!
素晴らしいわ!まりょさんだったのか、絆もみんなあってまじ、面白い作品だった!