赫桃 Iris

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※Iris.赫桃    ※やんでれ要素    ※ちょい病み

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桃  『』

赫  「」

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…最初から愛の期待なんてしてなかった。

….『 … 寒 い な ぁ 、』

なんて呟きながら。

視線を地面向けて重たい足を動かす

暖かい上着を着ているのに、まだ寒い。

これはいつもより気温が低いからなのか、

君が隣に居ないからなのか、

ただ、寂しいだけなのか。

….『.. し に た い 。 』

ふと出た言葉。何が原因でこうなったのか、

自分にも分からない。

….『 し あ わ せ っ て な ん な ん だ ろ ~ な 』

….『 あ い さ れ た か っ た 』

親からも今までの恋人からも、

愛情なんて貰ったことがない。

君もおれを捨てた。

….『 お れ な ん で い き て ん だ ろ 』

….『 お れ が い な く な っ て も 悲 し む 人

な ん か 一 人 も い な い の に 』

….『 り う ら ぁ 、゛ 』泣

….『 た す け て 、っ 』〃

出来れば思い出したくなかった。

君のこと。

….『 お れ の せ い な の に 、 っ ゛』 泣

些細なことで怒って、喧嘩して、口も聞かない。

こんな最悪な彼女どこにいるんだ。

そ ん な お れ に う ん ざ り し た の だ ろ う 。

5時間前。おれは君に振られた。

あの時強がってなかったら、ど~なってたかな。

….『 ず っ と い っ し ょ が よ か っ た 、っ 』泣

時刻は深夜3時。冬の星が輝いている。

今の俺には、何もかもが眩しすぎた。

赤く染った手首を隠すことなく夜道を歩く。

冷たい風を感じ、少しヒリヒリする。

….『 ほ ん と 馬 鹿 だ な ぁ 、お れ 。』

おれはおれに失望している。

….『 き み の 理 想 に な れ な く て ご め ん ね。』

歩道橋に登り辺りを見渡す。

深夜のため車は1台も走っていない。

なんだかすごく、エモい。

こんな所に立ってるのがおれでごめんなさい、

….『 来 世 は 』

….『 ず ~ っ と い っ し ょに な れ た ら い い な 』

『 ば い ば い 』

手すりに乗り、目を閉じ、全身の力を抜いた。

゛「 だ い す き だ よ 。」゛

君に言われた言葉を思い出してしまう。

もう離れ離れなのに。

また会いたくなっちゃうじゃんか、、馬鹿。

今更思っても、手遅れだね。

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. 「 な..く… 」泣

. 「 な い く ん っ 、」 泣

きみの泣き声で目が覚めた。

なんで生きているのだろう。

なんで君はここにいるの?

ここは、病院?

何も理解できなかった。

….『 り う ら 、゛? 』

.  「 な い く ん っ 、、! 」ｷﾞｭｯ

急に抱きつかれる。

暖かい。

….『 な ん で い る の 、っ 』

….『 も う お れ な ん て き ら い で し ょ っ 、』

. 「 … や っ ぱ り す き 。」

. 「 だ い す き だ よ っ 、。」

やっぱり、君もおれも馬鹿だね。

….『 … お れ も 、だ い す き っ 、』泣

….『 離 れ た く な い っ 、』 泣  ｷﾞｭｯ

本音を伝えた。

. 「 離 さ な い よ 、っ  ご め ん ね 。」

….『 ず っ と い っ し ょ だ か ら ね っ、』泣

.  「 ぅ ん っ 、勿 論 。 」♡

「 りうらがいないと駄目な体にしてあげるね。」♡

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end。