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自 i 殺 i 表現があります
苦手な方はブラウザバックお願いします🙇🏻♀️
今日は9月1日
‘ 9月1日 ’ は1年間で子供の自殺が最も多い日
夏休み明けの始業式
学校に行くのが本当に嫌だから
そこから逃げるため自分で命を絶ってしまう
其れは本当の事だ
私も自殺をするという選択まで
追い詰められたことがある。
虐めでも 、差別でもない
‘ 私 ‘ という人間が違和感を知り
周りと同じではないことを
周りによって無意識に思い知らされたのだ。
私は 、人生を歩んで行くにつれ 、
‘ 才能 ‘ っていう言葉を知った 。
才能とは 、生まれつきの能力 。
また 、その働きのすぐれていることを示す
私は此の「 才能 」って言葉が嫌いだ
嫌いな理由は一つ 、才能という言葉は
‘ 良い意味 ‘ でも ‘ 悪い意味 ‘ でも捉えらるからだ
経験をした分かる 。
私は 、此れを知り ── をしてしまった 。
小学生の頃 。
私は自分自身が大好きで 、才能があるって信じてた
「 わたしね 、大きくなったらね 、先生になるんだ!! 」
「 でもアイドルにもなりたいな 〜 」
「 ママみたいな人にもなりたいかも!! 」
此れは 、当時の私の夢
この時はどの道を選んでも 、才能があったから 、夢が叶うって信じてた 。
学校の勉強 、発表とかは積極的に行った
運動だって 、リレーは1位になったり
ボランティアも 、作文コンクールも
習い事だって頑張ってた 。
だって 、将来を超期待されてたから
先生からは
「 君ならなれるよ 」って応援してくれて
親からは
「 自慢の娘だよ 」って褒められて
友達だって
「 僕も君みたいになりたいな 」って尊敬されて
注目され 、崇められ 、弄ばれ
こんなに素晴らしいことを体験出来た
そんな ’ 私 ‘ が大好きで
私を称えてくれた皆のことも好きだった
ずっとずっと此れは私の才能だって思い込んでた
「 疑う心 」なんてものは 、「 信じる心 」で消えていた 。
疑い始めたのは高校生の頃 、
勉強 、運動 、人望 ‥ その他諸々
今まで皆に褒め称えてくれた筈の才能が
全て君に負けてしまった
‘ 信じられなかった ,
私は私なりに頑張った 。
努力したつもりだったけど 、足りなかった
この時知った感情は ’ 劣等感 ‘
自分が他の人よりも劣っているということを
私はあの子には勝てないということを ──
「 劣等感 」は誰しもが経験することで
劣等感から 努力をして成長することもあるらしい 。
今の私には此の「 劣等感 」はもの凄く刺さる
今まで感じたことがなかったから尚更 、
此処で君に勝たないといけないっていうのに
今 、君に勝たないと ‥
‘ 私に才能がない ‘ ってことになるでしょ ?
そんな事 、
「 過去の私 」は許さない
劣等感を知り 、変わったことは2つ
1つ目は 、自己肯定感が低くなったこと
「人には向き 、不向きがあるから 、別のことを頑張ろう 」
ってよく言われるけど ‥
結局はどこも同じ 。
どの道を選んでも 、どの道にも
自分より’ 才能 , を持っている凄い人はいる
って思い込む 。
2つ目は 、過剰な比較癖が出来てしまうこと
気づけば周りは 、私を見下してるじゃないのか
きっとあの子と比べて笑われているのではないか
本当は1番比べてしまうのは‘ 私自身 ,
其れを知っているのに、比べてしまう
ずっと勝ち負けを気にしてしまっている 。
段々と周りについていけなくなっているような気がして
毎日毎日 、君という存在でメンタルが折れて逝って
私には才能がなかったから
あの日から必死に頑張った
親からはあまり褒めてもらえなくなったし
友達は君の方に行ってしまった 。
こんな‘ 私 , 大っ嫌いだ
結局 、最後の日まで君に勝てなかった
今までの注目され 、崇められ 、弄ばれていた
あの時間はなんだったのだろうか 、
、君みたいな
才能を持ってる人になりたかっただけなのに
「 此れも才能なのかな ‥、 」
「 来世 、もし生きれるなら才能を持った優等生になれますように 」
9月1日の夜 、私は言い残し
自分自身の首とそっと ───── 。
コメント
23件
言葉に表せないくらいすこ…
思慮を積上げて「自分はなんなのか?」という問いに答えを見出そうとする主人公の姿に、かつての僕の姿を重ね合わせながら読みました。 人間の本質を射抜いた良作です👏
人間の心はある1つが崩れるといとも簡単に脆くなって壊れてしまう🫠 この子はナンバーワンというものしか経験して来なかった、だからこの結果を受け入れられず日常もだんだん崩れていって… やっぱ経験は大事だね( ᐛ )(?) 個人的にだけどこういう人が主人公の物語好きなんじゃ🫠🫠 参加まことにあざした🙃🙃🙃