倫 side
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今日は京たちが翔陽に会いに行く日だ。
でも俺は任務があるため行かないことになった。
会うのは少し不安だったため安心した。
今日の任務主は號愚 逸夜さんで、
逸夜さんは片付け屋の社長の息子さんで翔陽のボディーガードの依頼を頼んできた人だ。
社長には子供が2人おり、息子さんの方は昔から頼れるお兄さんで良くしてもらっている。
妹の双芭さんの方は俺たちより年下だがとても気が強いため俺たちは姐さんと呼んでいる。
號愚家には頭が上がらず、特に姐さんには俺たちでも逆らえない。
今回の依頼内容は社長が気に入っているお店の前に暴力団がたむろっているらしく、それを注意したら揉め事になったため始末して欲しいとの事だ。
相変わらずだなと思うがいつもの事なので仕方が無い。
今までもこういうことが少なくはなかったが今回の はいつもとは違うらしく、
どうやら人質を取られて今日までに金を出さなかったら人質を殺すと言われたらしい。
その人質は双芭さんの1番大事な友人で、社長より姐さんの方がカンカンに怒っていた。
もちろん、姐さんの大事な人なら俺たちにとっても大事な人になるので依頼が来た時は俺達も怒っていた。
だけど今日は翔陽に会う日だったので𝐍𝐨.𝟐の俺が行くことになった、
という訳だ。
約束の時間は夕方でまだ時間はあるが念の為朝から片付け屋の事務所にいた。
號愚家は片付け屋だがとても強いため着いてきてもらうことになった。
夕方になり、俺たちは廃工場まで向かった。
工場の中に入るとそこには目隠しをされ、身動きの取れないように縛られている人質がいた
人質の身体は痣だらけで床には白い液が落ちており、
その周りにはケラケラと笑っているクソ共がいた
心の底から
殺したい。
そう思ったのはいつぶりだろうか
敵を倒すのにそう時間はかからなかったが
人質は意識がなく、きていた上着を着させ俺たちは急いで事務所に戻った。
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