第4話 楽の未練
空の上を美しいクジラが泳ぐ
色鮮やかな魚達は楽の周りをからかうように泳ぐ
楽「うぅん」
紙飛行機を作りながら、楽は悩んでいた。
ミノル「どうしたんだよ?楽」
楽と同じようにミノルが紙飛行機を作りながら楽に聞いた。
楽「あのね、多分、俺が幽霊になっちゃったのは、現世に未練があるからでしょ?」
楽「だからね(´・ω・`)やっぱり、未練を晴らした方がいいのかなぁって」
ミノル「あぁ、なるほどそういえばそっか」
ミノルが頷く。
ミノル「てかさぁ、楽、驚かないんだな。」
ミノルが気になっていた事を聞く。
楽「え?何が?」
なんのことだか楽が分からんという顔をする。
ミノル「自分が幽霊になっちゃったこと」
楽「あ、いや?驚いてるよ?顔に出てないだけで。ほら、俺そういとこあるじゃん。」
ミノル「そうだなw」
ミノルが笑う。
楽「笑わないでよぉ」
楽が情けない声で言う。
ミノル「あのさ、お前の未練ってなんだ?」
話を変えるようにミノルが言う。
楽「えっと?何かを、絵を描く事だったような?分かんない」
楽が呑気に答える。
ミノル「そう言うと思ったwwお前に未練なさそうだもん」
ミノルが笑う
楽「それ、どういう意味?」
楽が不満げに聞く。
ミノル「そのまんまだよ」
ミノルが笑い混じりで言う。
楽「ま、気楽に探せばいっか!とりあえず、何の絵か思い出さなくちゃ」
そう言うと、楽は、スケッチブックと、色鉛筆を取り出した。
いつもの適当な楽だった。
ミノル「……」
ミノルは、なんとも言えない気持ちで、絵を描き始めた楽を見つめていた。
楽「みっちー?」
楽がボーとしているミノルを呼んだ。
ミノル「…!…そうだな」
ミノルが楽の隣にすわる。
ミノルがふと思った。
あれ、未練を晴らしたら、もう楽は
消えてしまうのではないか、と