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そこには、先程使った物達が散らばった。
丸めたティッシュや、コンドームのかかったままの大人の玩具。
こじまは、目を丸くして硬直している。
「誰が浮気なんかするか!見てみぃ!こじまくんが抱いてくれへんから、1人でしとったんやないか!あほ!」
最後の方は涙声だ。
恥ずかしいし、情けないし、馬鹿みたいだ。
こんな事を告白しないといけないなんて。
それでも、浮気していると思われるよりはマシだった。
「⋯ご、ごめん」
こじまは振り絞った様な声で言った。
「⋯⋯引いたやろ。もう今日は帰ってぇや」
こじまの顔が見れない。怖い。
「帰らん。話し合わなアカンやろ」
低い声が、否定する。
この声は、真剣な時の声だ。
こじまの言う通りだ。恋人を続けてゆくなら、有耶無耶にして良い事じゃあ無い。
でも、まさやもいっぱいいっぱいだった。
「⋯なにを話し合うねん。おれは、1人でして、こじまくんはおれにそーゆ事、する気無いって、それだけやん⋯!わかってるから、ほっとってや!」
思わず感情的に叫んだ。何を言っているんだ、自分は。
「まさや、それはちゃうで」
こじまは、まさやの肩を掴んで言った。
「おれ、ちゃんとまさやとしたいと思ってんで。⋯⋯でも」
こじまは、バツが悪そうに言い淀んだ。
「⋯⋯めっちゃ若い頃から見てるから⋯⋯なんか⋯、犯罪的な気持ちになってもて⋯ 」
「は?」
思わず涙が引っ込んだ。
「いや、おれ成人してるし、こじまくんより身長でかいんやけど」
「いや、そうねんけど⋯。なんか⋯罪悪感出るねん。おれなんかが穢してええもんやない感じするやん?」
そんな、同意を求められても困る。
え?
つまり、ずっと避けられていた理由がそれ?
「⋯⋯じゃあ、おれとしたく無いんや、無い?」
「⋯⋯めっちゃしたい」
「こじまくん?おれ、もう大人やねんで?」
さっきまで泣いていたくせに、こじまに諭すように、肩を掴んだ手を撫でた。
「わかってる。わかってるから」
「⋯⋯じゃあ、してくれる?」
そっと屈んで、仔犬のような上目遣いでじっと見つめると、こじまは陥落した。
「ふっ、ン⋯」
薄暗い中、
抱き合ってキスをする。
初めてする深いキスだ。
まさやは、嬉しさでこじまの服を掴んだ手に力が入る。
「⋯ぁ、うっ」
ピクっと、身体が跳ねる。
つい30分程前までしていたからだろうか、いまだまさやの身体は敏感だった。
「まさや、大丈夫?」
こじまは少し不安そうにまさやの髪を撫でた。
「⋯うん」
しかし、こじまの心配するような意味では無く、大丈夫ではない。
身体が、熱い。
「こじまくん⋯っ」
ぎゅっと、力をこめて抱き締めた。
心臓のドキドキが、こじまにも伝わる。こじまの鼓動を感じる余裕は、今のまさやには無い。
そっと引き剥がされ、子供にするようにシャツを脱がされた。
現れた体は、綺麗に均等がとれている。
「まさや」
チュ、と首筋に何度もキスを落とす。
「んッ⋯」
小さいゾクゾクが、何度もかけぬけた。こじまから与えられる感覚が、嬉しい。
「こじまくんも、脱いで」
「うん」
こじまは、勢い良くバサッと服を脱ぎ捨てる。
自分と違って、筋肉はあまり無いが、凄く綺麗な身体で、色っぽい。
なのに、肩幅は広くて格好良い。
「なに?」
「んーん。おれ、こじまくんの体好き。かっこ良い」
「そーかそーか」
照れ隠しか、普段のように流し、ベルトに手をかけた。
ズボンごと下着も脱ぎ捨てると、上を向いたものが、現れた。
はじめてみる。
反応している、それ。
⋯⋯待って。⋯⋯⋯こんなん入るか⋯⋯?
「こじまくん、⋯誘っといてなんやけど⋯⋯それは入らんかもしれん⋯」
まさやは、現実味を帯びたそれに、及び腰になった。
そんな腰から、ズボンを剥ぎ取られ、まさやのものもあらわになる。
「さっきのやつ使ってたんやったら、入らんやろなあ」
こじまは、慌てる事なくそう言った。はなから挿入する気は無かったのかもしれない。
「いきなり入れへんから。最初は、何回か慣れるまで待と。」
そう言って、こじまはまさやの脚の間に向かい合って座り込んだ。
「んっ」
お互いのものを合わせると、お互いの熱を熱く感じだ。
「はは、まさやの初めて見る」
「⋯おれやって」
まさやの先端を、指で撫でるとピクと動いた。
2人のものを、まさやの手で握らせ、その上にこじまの手が覆う。
「動かして」
「うん⋯」
おずおずと動かしてみる。お互いの脈を感じ、リアルだ。
覆ったこじまの掌で、まさやの先端
が擦られると、すぐに先走りで掌を濡らした。
「⋯ふっ、ぅ」
「なぁまさや、さっき、あれ入れてたんやんな?」
「⋯うん」
「もう、中で感じる?」
「⋯⋯⋯うん」
恥ずかしい。
「おれ、まさやの中触りたい」
散らばったローションを取り、手のひらにのせる。
一度すると決めたこじまに、迷いは無い。
「寝転んで」
まさやの肩を押すと、すぐに後頭部が枕にダイブした。
濡れた指で、ゆるゆると秘部を撫でて、リラックスを促す。
「嫌やったら、言うてや?」
「うん」
薄明かりの中のこじまは、いつもより男らしく見える。
ドキドキして、胸が苦しい。