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1話
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大佐の執務室にて
「どうしたんだよ大佐。急に呼び出して 」
「鋼のに急用があったんだ」
「早めにしてくれよなー、こっちも忙しいんだから」
「なるべく早くするよ。ところでその用と言うのはだね」
「何だよ大佐」
「実はだな…」
「おう」
「鋼ののことが好きなんだ」
「…は?」
「お前…エンヴィーか?」
「…チッ(変身を解く)」
「あぁ、そうだよ鋼のおチビさん」
「何だよ!!」
「このエンヴィーが人間に感情を抱くとは思わなかったけど、俺は鋼のおチビさんの事が好きになっちゃったみたい」
「…は?」
「いやそのままの意味だよおチビさん。あれ?もしかしておチビさんだから理解出来ないのかなぁ〜?ニヤニヤ」
「わかるわ!!てか何で俺なんだよ、ラストとか居るじゃねぇか」
「おチビさんが特別だからぁ〜」
「人柱って事か? 」
「違うよ〜」
「じゃあどうしてだ?」
「ん〜」
「な〜いしょ」
「おい!! 」
「おチビさん?そろそろ大佐が来るよぉ〜?じゃあ俺は消えるねぇ〜」
「待て!!……行きやがった! 」
ガチャ
「鋼の?何をしているんだ? 」
「大佐か、書類一応持ってきたから置いといたぞ! 」
「あぁ、感謝する」
「じゃあな大佐 」
「帰るのか?」
「おう。アル達が待ってるからな」
「下まで送るぞ」
「結構だぜ大佐。中尉に仕事やれって言われてるだろ」
「ギクッ…鋼のを送るためなら良いんだよ 」
「ふーん?」
「さぁ、行こうか」
執務室から外に出た
「なぁ大佐 」
「何だい?鋼の」
「大佐って他には厳しいのに俺には優しいよな 」
「もちろん。鋼のが大切だからな」
「ふーん」
スタスタスタスタ
「…鋼の」
「あ!エドお兄ちゃん! 」
「ユイラ!!」
「エドお兄ちゃん!待ってたよ! 」
「アルに迷惑かけてねぇよな? 」
「私いい子にしてたよ! 」
「ならよーし!」
「ハァハァ…ユイラ早いよ、あマスタング大佐。お久しぶりですね 」
「久しいな。息災だったか?」
「はい!お陰様で」
「そうか」
「アルー帰ろーぜ 」
「アルお兄ちゃん帰ろ!…あ 」
ユイラと大佐の目が合う
「大佐にはユイラのこと言ってなかったですね 」
「俺らの妹のユイラだ」
「初めまして。お嬢さん。私はロイ・マスタング。(目線を合わせながら)」
「ロイさん…? 」
「そうだよ、よろしくね(微笑みながら)」
「エドお兄ちゃん、怖い人?」
「さぁな」
「怖くないよ 」
「よろしくね!ロイさん! 」
「よろしくね」
しばらくして
「じゃあな!大佐!」
「また今度! 」
「ばいばーい! 」
「あぁ」
…今日も言えなかったな。鋼のが好きだ、と