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『一章 終わりの始まり』
【食堂】
食堂で瑞稀は絆創膏を貼ってもらい、ひと段落した時だった
荒「今日さ、男子全員でカラオケしようと思うんだ!」
チ「急ですね。」
柳「ただの思いつきだろ」
荒「違うって!昨日の夜に全員のこと誘いに行ったんだ。ドアは開けてもらえなかったけど」
柳「当たり前だろ、殺されるかもしれないし」
チ「それで、俺たちはなにも聞いてませんよ」
荒「2人とも寝てただろ!俺ちゃんとドア叩いたんだぞ!」
柳「いつ来たんだ…」
チ「今日の何時からですか?」
荒「14時にカラオケ集合だ!じゃあ俺はもう一回ぶん殴りに行ってくる!」
チ「次は絆創膏貼りませんよ」
柳「脳筋だなぁ…」
そう言い、瑞稀は走り去って行った。
…この1時間後、痣ができた状態で帰ってくることなんて誰も知らなかった
チ「…俺も部屋に帰りますね。」
柳「あぁ、わかった。…その皿も持っていくのか」
食パンとサラダ、ベーコンが乗った皿を持っていた
チ「…はい。では」
チハヤはなぜか逃げるように走り去って行った
俺は朝ごはんを食べ終え、カラオケの時間まで部屋に篭っていた
【14時 カラオケ】
荒「よし!時間になったな」
柳「思ったより出席率いいんだな、思ったより」
弓「まぁ暇だったし」
飯「…」
チ「やるなら早くやりましょう。時間がないですよ」
蛇「まぁそんなに急がずにいきましょう、飲み物でも取ってきますか?」
すごく…なんて言えばいいのかわからないが空気が和やかだ
見ず知らずの人の誘いに乗るのか…
天「あ、ちょっといい?」
荒「げっ…!由鶴も来たのか!」
天「心配しなくてもいいよ、別にお前の誘いに乗ったわけじゃ無いし」
荒「じゃあなんで来たんだよ」
天「飯田橋君、借りてってもいい?」
飯「な、なんで僕が…」
チ「殺す気ですか?」
弓「ちょ、ちょっと落ち着こう。理由を聞いて見ないと」
天「…特に無いけど。ちょっと話するだけだし、近くのパーティールームでやるよ」
天「じゃあ、楽しんでね」
飯「えっ…ちょっと」
2人は颯爽とその場を去って行った
チ「…」
柳「本当に大丈夫か?」
蛇「…俺が見にいきますよ、やっぱり心配なので」
柳「いいのか?」
蛇「はい、3人いれば安心でしょう?念の為にお腹に板を挟んできたんです」
弓「なんかすごい身の守り方だな…」
チ「では、よろしくお願いします」
そして、蛇足さんも2人の後を追い、消えて行った
荒「…由鶴に2人も取られたな」
柳「…まぁまぁ、人はいるし。」
弓「女子の方も楽しんでるらしいからな、こっちも楽しまなきゃ損だろ」
チ「なんで女性の方のことを知ってるんですか?」
弓「…あー、かりんに聞いたんだ」
荒「そう言えば、2人とも仲良いよな。もしかして…」
柳「…え」
弓「さ、さすがにな!そんなことは…」
チ「…部屋の中で話は聞きましょう」
柳「あ、案外ノリノリなんだな」
荒「よし!1から10まで全部聞かせてもらうからな!」
俺たちは一日中ノリノリでカラオケを満喫した