愁音さんの説教の後3人はしょぼんとした顔のまま部屋から出て行った
魅津希)愁音さんありがとうございます!
愁音)良いのよ!またされるようなら私の名前を出して脅せばいいわ!
魅津希)はい!
しっぽを振ってにっこにこの笑顔で返事をすると頭を優しく撫でられ頭を擦り付けるとベッドに押し倒され更に頭を撫でられた
魅津希)ンキュゥー…もっと撫でて〜
愁音)やぁねぇ〜、ほんと可愛いわァ
愁音さんは激しく私を撫で回して「可愛い」をずっと連呼している
魅津希)ふにゃぁ〜…
愁音)もう!ほんとに可愛いわねぇ私の妹は!チューしてあげる!
魅津希)あ、それは結構です
愁音)ぇ”ッ…
顔を真っ白にする愁音さんの背中を押して無理やり部屋から追い出す
魅津希)シェド、お外行ってきていいよ
部屋の扉を開けリードを外すとシェドはブンブンしっぽを振って部屋から出た
魅津希)よし!
私はシェドの運動不足を解消するために庭で遊ばせたあとは私の勉強の後に部屋の外に出す、本部からは出さないけど
ここまで動かしてもちょっとお腹がポタポタなのは……なんでだろうね、ご飯の量多くないのに…
魅津希)寝る時は私の部屋に来る賢い子なんだけどねぇ…ちょっとお腹がねぇ…
部屋の掃除をちゃっちゃと終わらせ部屋の中で暇を潰しているとコンコンと窓をノックされ窓の方を見ると見た事ない人がコチラに手を振っていた
魅津希)……(やばい人…だよね?窓の鍵を締めて…)よし、あかねさぁーん!!!!!
??)!?
愁音さんを呼ぶと愁音さんは走ってこちらに来た
愁音)魅津希ちゃんどうしたの!?
魅津希)ま、窓!変人!やばい人!変質者ー!
窓を指さしてあたふたしているも愁音さんは「あぁー!」と大きな声を上げて窓を開けた
??)いやぁ、悪いなぁ、助かったわ笑
魅津希)だ、だだだ……誰なんですかァ!
腕をパタパタさせながら説明を求めると愁音さんが簡単にだが説明をしてくれた
彼は翠泉(あおい)さん、大阪府出身の大阪弁バリバリの人
黒沢隼組と深い関係のある泉組?の偉い人らしい
たまに黒沢隼組の本部に来て様子を見に来るらしい、ちゃんと日付が決まってるらしいんだけど……今日は私の顔を見に来たらしい
魅津希)ガルルルル…
シェド)ワンワン!ぅ”ぅぅ”ぅう”……
愁音さんを呼ぶ声を聞いてシェドまで部屋に戻ってきて一緒に愁音さんと私の前に立って威嚇をしている
翠泉)べ、別にわりぃ事はせぇへんから……な?警戒すんな?
魅津希)しますわ!ガルルルル…
愁音)翠泉悪いなぁ笑この子達警戒心高いから、一応
愁音さんは私とシェドの頭を撫でて「落ち着け〜」となだめてくる
翠泉)にしても……お前さんけったいな体やなぁ…ホンマもん?
翠泉さんは私の耳やしっぽをしつこく触ってくる
魅津希)ฅ(๑•̀ㅁ•́ ฅ)シャャャア!!
シェド)わん”!わ”ん”!ガルルルル……
愁音)賑やかねぇ〜
しばらく私とシェドが警戒心を高めた後
翠泉)いやぁ見てて楽しかったで〜
魅津希)いきなりあんな現れ方された後しっぽとか色々自分の体触られたら威嚇するに決まってるじゃないですか!
愁音)シェドは怒りすぎて疲れたね〜
シェドはすっかり愁音さんの膝に横断するようにねっ転んですっかり甘えている
翠泉)ほら、ちょくちょく見に来るだけやし会いに来るたんびにシェドには怒られそうやけど、まぁ頼むな魅津希ちゃん
魅津希)できるだけもう来ないでください怖いです…
愁音)魅津希ちゃんに怖がられるって相当よ?
翠泉)こ、今度から気をつけるな
こうして翠泉さんとのファーストコンタクトは終わった