とまあ、何だかんだ今わたしはセストラルに乗っています。途中、アンブリッジの悲鳴が聞こえたような…?まあ、勘違いとしておこう。ルーナの考えたセストラル大作戦だがわたしとルーナとハリー以外は乗るのに苦労していた。セストラルはとてもおとなしく、優しそうな生き物だった。後、目がクリクリで可愛い。夜風は心地よく、わたしの黒髪(今は無惨なザンバラショートヘア)は風に吹かれていて、わたしの肌を撫でていた。おっとフードがズレてしまう。と、ロンドンに着いた。目がチカチカする。こんなに明るいのか。
魔法省での受付を済ませた後、わたしたちは神秘部に向かった。それから杖でみんなあかりをつけた。杖、杖…なかったわ。周りはガラスのような黒い石が敷き詰められていて、とても静かだった。何より、少し寒い。歩いて行くと、恐らくは神秘部の入り口である場所に着いた。ドアを開けると、たくさんの青色を帯びた玉がたくさんかつ綺麗に並べてあった。これが予言?なのか?ハリーがシリウスのいる番号の場所まで速足で駆けて行ったので、慌てて追った。しかし、人の気配などない。……本当にシリウスは捕まったのだろうか?捕まったとしてもここにはいないようだが。『ここにいるはずだ!』ハリーがシリウスの捕まっている場所に立っている…?だが、そこには誰もいない。『…ハリー、誰もいないよ?』言いたくはなかったが、確かにいなかった。と、目の隅に自分の中では一番強く光っている玉があった。ハリー…君の名前が…』あっちの方でもネビルが何か見つけたみたいだ。わたしは予言をポケットに入れながら思った。すると、足音が聞こえてきた。廊下の先の方から、死喰い人のマスクを被ってローブをきている男がやって来た。みんなは即座に杖を構えた。どうしよう、自分は杖を持っていない。敵への攻撃は愚か、防御することも不可能だ。『そろそろ区別のついても良い頃だろう?自分の夢と、現実との…』声でわかった。この人はルシウス・マルフォイだ。『アクシオ!予言よ来…』もう一人の女?はハリーの予言を奪おうと呼び寄せ呪文をしたが、ハリーは間一髪防いだ。『あははははは!やるじゃないの!ちっちゃなベイビー、ポッターちゃん?』やたら人をイライラさせるのが上手そうな女の人が歩いてきた。くしゃくしゃな黒髪、頬はこけているが以前の美しさの面影を残している。この人は新聞に載っていたはず…ベラトリックス・レストレンジだ。ネビルが驚きと怒りの入り混じった顔をしていた。『ベラトリックス・レストレンジ…!』明らかに声が震えていた。相手は思い出したかのように、
『ネビル・ロングボトムかい?ご両親元気?』『いま敵を打ってやる!』ネビルが杖を振ろうとした瞬間、ハリーが制止した。『皆…落ち着こうではないか…熱くなるな…』あんたもだよ。ハリーの予言を見るなりコイツも興奮しているようだ。
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