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君が僕を助けてくれたから

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君が僕を助けてくれたから

8 - 第8話

♥

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2024年06月26日

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…そろそろ出るかー、


さっきnakamuから連絡があって今日は休みだって聞いた


…正直 nakamuが居ないのは心細い

僕も休みたいけど、高校は卒業しなきゃダメってnakamuに言われてるし…


憂鬱な気持ちで玄関のドアを開ける

すると…


やん「あ!もう行く?」

ぶる「…は?」


何…?こいつ

なんでここにいるの?


僕はこいつを無視して家の鍵をしめ、学校へ向かった


やん「なあ!いつもこの時間に行ってんの?」

「さっきは早すぎたよな、ごめん」


そう僕に話しかけてくる

うざすぎる


僕は人間と極力関わりたくない


“信じようかなとは思うだけ思ってみる”

この言葉は本当にこいつを信じてみようと思ったから言ったんじゃない

あの場がめんどくさかったからこういっただけ


人間なんてはなから信じるつもりはない


やん「なあなあ!」

ぶる「うるさい!!!」

やん「っ…」

ぶる「しつこいよ。僕はお前と関わるつもりは無い」

「信じようと思ってみるとか本気なわけないだろ」


言い方はきついかもしれない

でもそれほど迷惑してるし、人間と話したくない


ぶる「人間なんてどうせ裏切る」

「敵の種族と仲良くなったところでなんだよ」

「メリットなんてない。デメリットだらけだ」

「口約束なんて信用出来ない。無理」


ぶる「俺は人間なんかと関わるつもりないから」


そう吐き出して早歩きで学校へ向かった


あいつは苦しそうな…辛そうな顔を浮かべて僕の言葉を聞いていた


…でも僕は悪くない…


だって人間と吸血鬼だ…

分かり合うことなんてできるはずないんだよ

君が僕を助けてくれたから

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