少々説明⤵︎
◇◇◇→場面転換
◆◆◆→語り手変更
✧ →物語の始まりorあとがき
必死に覚えてください。
✧
「_ふぅ」
現在19時。勉強に浸っている。
私の名前は森野 綾。新中1である。
ついに明日、定期テストが訪れる。
それなのに私は提出物は何も終わっていない、範囲も分からない、という、絶望的な状況である。
ここまで絶望的な盤面を作り上げた私はもはやすごいのではないか?
ひとまず、急いで終わらせなければならない…
いつまでも小学生の気分でいてはダメなのだ。
私は勉強が出来ないので、友達を呼び出そうと思う。
◇◇◇
ピンポーン…
チャイムがなった。きっとあの子だ。
「はーい!」
急いでいかねば、怒らせてしまうだろう。
ドアを開けると「なんでまだ提出物終わらせてないの?」と、いきなり怒られた。
どっちにしろ怒られてた
「しょうがないし!!」
あまりにも幼稚すぎる言い方。
19時も過ぎているというのに、教えに来てくれることに感謝しなければならない。
「もう…」
呆れられてますね。
この子は園宮 藍という。メガネっ子の愛らしい子だ。
「いきなりですが勉強を…」
「わかったから、早く入れて〜」
あっ
「ごめんごめん!」
外に放置してた。この時期の夜は生ぬるいというか、かなり微妙な温度なのだ。
◆◆◆
園宮藍はまじめであった。
家で明日に備えて勉強していたら、携帯電話がなった。
相手は当然ながら綾だ。
内容は今家に来て提出物を終わらせるのを手伝って欲しいとの事だった。
(今まで何をしていたの…)
提出期限が発表されたのは1ヶ月以上前の事だった。
それなのに終わっていないということは藍にとってとても驚くべきことだった。
正直このまま見捨てるのは藍の良心が許さなかった。
外に出た時、藍は自分のしていることが不思議に思えてきた。
藍にとって綾の行動は信じられないことだったのだ。
◆◆◆
21時になった頃。
かなり疲れた。藍には申し訳ないが、もうやる気がなくなっていた。
「ねぇ藍? 」
「なぁに?」
「ちょっとコンビニ行かない?」
「でも…」
「私疲れちゃった」
決してサボりではない。そう言い聞かせるのもコツがあることなのだよ
「…まぁいっか。休憩も大事だし」
分かってくれている。
それならばさっさと準備をするべし!!
行こうとした時、母親に止められたが、無理矢理出発した。
◇◇◇
コンビニに着いた。
やはり21時ともなると、客はおじさんばかりになる。
とりあえずグミだけ買って帰ろうかな。
「これお願いします」
おっと。
藍はお茶を買うみたい。
健康的だなぁ。
会計を済ませ、コンビニを出て、信号で待っている時。
「危ない!」
その時、私は後ろから押された。
その時運が悪く、車が来ていた。
藍は焦っていた。
その横に笑っている男。
その男は知らないやつだった。
藍はその男に気づいていない様子だった。
きっとその男に押されたのだろう。
鈍い音なると共に、意識は遠のいていく…
◇◇◇
目が覚めた。
周りを見渡すと、鏡があった。
その鏡に映った自分は何故か軍服のようなものを着ていた。
ガチャ
ドアのなる音と共に、現代ではフィクションとされるような、狐の尻尾が生えた人物が入ってきた。
「あら、起きていたのですか?おはようございます。」
その声は、落ち着く、優しい声だった。
「はじめまして。私の名前は水姫といいます。気軽にミズキのお呼びください。」
「えっと…ミズキさん?」
「はい、なんでしょうか」
「やっぱりなんでもないです」
「?」
必要な情報は集めるべきだろう。
かといって、どのような質問をするべきなのだろうか…
「では、こちらから質問させていただきますね。」
おっ。
「あなたのお名前を伺ってもよろしいでしょうか。」
そんなことでいいのか
「私は森■⬜︎で…ん?」
おかしい
「私は■⬜︎○で…あれ」
自分の口からモザイク音が出てくる。
「もうそんなに時間が経ってしまったのですね…手早く、あなたの体に宿らせてもらいます!」
そういってすぐ、ミズキは私の体の中へと消えて行った。
《_聞こえますか?》
うわっ!?
《聞こえているようですね。今から説明させていただきます。》
いや本当にびっくりしたって……
◇◇◇
要約すると、
異界からやってきた者の魂は、早めに現世へと送らなければ記憶が漏れてなくなっていってしまうらしい。
そのため、そのような者を迎え入れた者は魂の周りに結界を張り、記憶を守っているそう。
ミズキは聖霊族という、世界で4体しか居ないうちの一体なのだのいう。
ミズキは、水と時を操ることが出来るそうだ。
聖霊族の中では、強い方なのだというが、その代わりに結界を張ることができないのだと。
今回、私はショックで魂にある記憶の道に穴が空いてしまったそうで、漏れ出ていくスピードが早かったようだった。
それで今回、結界の張れないミズキは自分自身を宿らせ、魂を守ることにしたそうだ。
《私の能力を使ったり、分身として私を外へ出すこともできますよ!その際記憶が漏れ出ることもありません!》
すごいんですよねこの人。
《とりあえず、現世へ行きましょう!レッツゴー!ですよ! 》
心做しかミズキさんのテンションが高い気がする。
まぁ、何はともあれ、レッツゴー!
《私が出てきた扉を通り、右に進んでください!足元に気をつけてくださいね!》
ところで、私が元いた世界に戻ることはできるのかな?
《…戻りたいのですか?》
そう,なるかもしれない。
やっぱり向こうの世界には友達がいるし。
《戻れるには戻れますが、魂が完全に崩壊してしまうと思いますよ》
…そっか、ならしょうがないね。
まぁ、レッツゴーでしょ?ミズキさん。
《そう、ですね。レッツゴー!ですよね!》
歩きながら誰かと喋るのって楽しいよね。
間違いなく、一人でいるよりは。
《あ、そこから地面ないんで気をつけてくださいね》
「うわっ!」
思わず声が〜!危ないじゃんかよ!
《まぁまぁ、飛んでいきましょ〜》
そんなことできるわけ…って思ったけど、ここって異世界なんだな。色々ありえないことばっかりだし。
現世…私たちがいた世界と同じようなところかな。
✧
ここまで読んでいただきありがとうございます!
初めてながら、少しだけ伏線的なものを置いてみました!是非見つけてみてください!
いつまで続くかもわからないし、もしかしたら終わらないかもしれない。これからよろしくお願いします!
最後に一つだけ、絵については「へたっぴー」とか言わないでくださいね。泣いちゃうので。
◇◇◇
↑白玖 参考程度にお願いします🥺
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