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私の仕事は魂を運ぶ仕事をしている死神。
でも魔界での生活は慣れていない。なぜなら私はもともと天界に居た天使の一人だった。
悪魔に騙され、悪事を働いたと認識され、この魔界に突き落とされた。
おっと、自己紹介が遅れました。私は天川あくといいます。
今日も余命があとわずかな子どもの前に立ち、魂を運んだ。
本当はこんな仕事はしたくない。でも、魔界で生き抜かないと私は亡き存在になる。
だから嫌でも魂を運ぶ。
ある日余命がわずかな大人の病室に向かっていると
「あれ?お姉さん見かけない人だね!」
幼い女の子が立っていた。
この子も患者のようだ。でも、ここにいるってことはこの子の魂もいずれ運ばなければならない。
「私は…。人間じゃないからね…。」
「人じゃないの?でも、お姉さんは悪い人に見えないな〜。私ずっとひとりで暇してるからお姉さん、今度遊びに来てよ!」
私は泣きたくなった。こんなにたくさんの魂を運んで来たのにこの子だけは…死なせたくないと思ったんだ。
「ええ、喜んで。」
と返事を返して私は気を取り直して魂を運びに行った。
でもその数日後…事件が起きたんだ。