ども!!!!主ちゃんです!!
今回はノベルに挑戦!!!頑張って書くよー!!
⚠️STOP!⚠️
nmmn
🤪×🐇
なんでこうなってしまったんだろう。
暗い路地裏に1人。
誰もこの路地にはやって来ない。
やって来たとしても、ここにゴミをポイ捨てするだけ。
だから僕は、いつしかゴミに囲まれながら生活をしている。
治安の悪さがこんな形で表れるなんて、やっぱり都会は怖い。
白 「はぁ……」
今日もいつも通りため息をつく僕。
もう何日ここに居るのだろうか。
冬風がとても冷たい。今は大寒の時期だろう。
寒い風のせいで指先や鼻の穴の血管が縮こまって、痛みを生じるくらいだ。
でももう、何日もここに居れば感覚なんてとっくのとうに麻痺している。それに、血色も悪くなっている。
トコトコ…
白 「……、!」
足音が聞こえる。
音的にこっちへ来る。
僕は念の為に身構え、誰かが来るのを待つ。
白 「っ……、」
トコトコ…
男 「……ぁ?」
男 「…なんだお前、」
見れば男の人がやって来た。
見るからに怖そう…。
片手には何かが入っているビニール袋を持っていた。
男 「お前、まさか訳あり?」
いきなり話しかけられてしまった。
でもこれが珍しいことではない。この路地に来た人は全員訳ありかどうなのかを聞いてくる。
だからもう慣れっ子。
白 「……ち……がぅ…。」
喋る気力もない今、必死に声を絞り出す。
僕の口からは弱々しい声が。
男 「あ?声ちっせーなぁ。聞こえねぇんだよ。」
何故か文句を垂れてくる。
僕だって出してくてこんな声をだしてるんじゃない。
でも、僕には言い返す気力や勇気すらない。
だから今は黙ることしかできない。
男 「ま、せいぜいそこで1人で頑張れよ~。報われない孤児がよw」
男はそう吐き捨てビニール袋を手放しこの場を去った。
僕は男が捨てたものの中身を確認する。
白 「……お弁当…」
おかずが数個残ったコンビニのお弁当。
僕は食べ物だとわかった瞬間、まるでサバンナにいるハイエナのようにお弁当へ食らいついた。
白 「……冷たい…。」
少し食べてから僕はそう呟いた。
そりゃそうだ。残された食べ物だもん。冷たいに決まってる。
でも、食べられるだけとてもありがたいとこではある。
白 「…生きるためには…食べなきゃ…」
そう言い、僕はまたお弁当へ手を伸ばす。
僕はあっという間におかずを平らげた。
白 「(……冷たかったけど美味しかったな…。)」
白 「(…他にも何かないのかな……)」
僕はそう思い、食べ残しのゴミがないか、ゴミの中をかき分ける。
数時間探し、食べ残しのゴミは何一つ見つからなかった。
白 「……、」
残念に思う僕。だが、それと同時に……。
白 「…ぅッ……!?」
定期的に来る腹痛だ。原因なんて分かりきってる。
だけど、痛みが大きすぎて考え事をする暇すらない。
白 「痛いッ……痛いッ……、!」
僕はその場に倒れ、ただ「痛い痛い」と訴えることしかできなかった。
数分腹痛が続き僕は「痛い」と言う気力すら無くなり、次は段々と眠気を催してきた。
痛みに悶えて、泣いて、疲れてしまったのだろう。
白 「……、」
瞼は段々と下へ下がる。
白 「…zzZ」
?? 「おーい、起きろ~!」
白 「(声が……聞こえる、?)」
?? 「起きろってば、」
白 「……んッ…、?」
誰かに起きろと催促され、僕は目を開ける。
白 「……だれ……、」
知らない人がいきなり目の前に。
僕は警戒をする。
?? 「あー、そんな怖がんないでや…、」
?? 「お兄さんなんもせぇへんよ?」
誰がそんな言葉信用するか。と思いながら僕はそいつを睨む。
?? 「……お前訳ありやんな?」
やはりこいつも聞いてきた。でも返す言葉は1つだけ。
白 「……ちがぅ…。」
?? 「いや、どー見てもそうやろ…。」
?? 「なんで隠すんや?」
そんなの決まってる。
ここで期待をして自分のことを話してしまったら……
もしかしたら変なことされて面倒事になるかもしれない。だから穏便に済ますにはこれしかない。
頑なに「違う」と言えば相手も変な子だと言い諦めるから。
?? 「あんな…俺は君を助けたいんや。」
嘘つき。綺麗事を言えば簡単に着いてくると思いやがって。僕もそこまで馬鹿じゃない。
?? 「…子供がここに1人って……放っておけんからさ…」
白 「…か……けッ…」
?? 「…え、?なんて……?」
?? 「え…ちょ……どないしたん…急に叫んで…」
今までで1番大きな声を出した気がする。
まぁそりゃ相手もびっくりするだろうに。
でも……もうほっといて欲しいのに…。
??side
寒い中買い物を済ませ帰ってる途中だった。
路地裏をチラッと見ると人が見えたから気になって入ってみた。
すると、そこには小さな男の子が倒れ込んでいた。
俺はこのまま放っておく訳にもと思い、男の子に起きろと声をかけ続けた。
白 「……だれ……、」
起きた時の第一声がコレ。
まぁ警戒するのも無理はない。
知らない人に声をかけられればこうなるわな。
?? 「……怖がらんでや…お兄さん何もせぇへんで?」
そう声をかけるが、簡単には心を開かない。
とりあえず俺は男の子に訳ありかどうかを聞いた。
?? 「……お前訳ありやんな?」
すると…
白 「……ちがぅ…。」
予想外の言葉が。
なぜ隠すのだろうと疑問に思った。
?? 「あんな…俺は君を助けたいんや」
そう声をかけた時、
白 「ッ…どっかいけッ!!!」
怒鳴られた。
しょうがない。ここは嘘をつくしか無いな。
?? 「ちょ聞いてや。俺な、お前の兄ちゃんやねん。」
白 「……は、?」
大丈夫や俺。これは必要な嘘やから。
?? 「母さんからお前を捨てたって聞いた時、オレちょー焦ってさ。ずっとお前のこと探してたんよ。」
白 「……おにぃ……ちゃん…、?」
?? 「そうやで、?そんな寒いとこおってもあれやしさ。家来おへん?」
白 「……ほんとにお兄ちゃんなの……、?」
?? 「なんべんも言うてるやん。俺はお前の血の繋がった兄ちゃんや。」
白 「……、」
白side
とんでもない人に出会った。
それは、僕の兄だと名乗る人。
僕が大声で叫んだ後、そう言った。
相手は真剣に「お前の兄ちゃんだ」と言う。
その顔からして嘘だとは思えない。
僕は心の底から安心した。
何故なんだろう。まだ警戒しなくちゃいけないのに。
でも、この人にならついて行っていいって思える。
?? 「……それでもまだ来ないか、?」
白 「……、」
ここは素直に「ついて行く」と言いたいところだけど、なんだか素直になろうとするとむず痒い。
だから僕は、その人の服の裾を引っ張って伝えようとした。
?? 「それは……来てもいいってことでいいか?」
白 「……コクッ」
僕は小さく頷く。
?? 「じゃあ兄ちゃんについてこい!絶対にはぐれんなよ!」
白 「……ぅん…。」
僕は後に、幸せの意味を知ることに____。
次回♡1000
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