ビックリして言葉が詰まってしまった
俺は迷わず挨拶をした
「あ、さくらくん。おはッ..」
「………つ……………………ぃ、」
俺の挨拶を遮るように君が言う
どうしたのだろうか、
何かを喋っているはずなのに途切れ途切でしか聞こえない
きっとそれほど声が小さいのだろうか、
それとも、俺が君の言葉を聞こうとしていないのだろうか
「おれ…と、つきあっ……て、ください、、 /」
目の前の君は顔から湯気が出ているのかを疑うほどに
顔を真っ赤に染めていた
「ぇ …… ?」
俺は君の口から出た言の葉の意味がわからなくなっていた
いや、言葉の意味はわかった、
その言葉の意図が分からなかったのだ
昨日の公園での言葉を聞き、君はきっと
俺に裏切られたと思い俺の事を嫌いになっていると思っていたから
「は、やく、、!!」
君は照れくさいのか俺からの返事を急かすように
顔を真っ赤にしてそう言った
ここまで顔を真っ赤にしている君を俺は見ているのに
まだ信じることが出来なかった
遊びだったって言ったはずなのに、それでも君は俺のことが好き、
その事実が信じられなかった
俺が見ている夢だと思った
そんな気持ちが咄嗟に口から出てしまい─
「ほ、ほん、と、なの、、?さくらくん、」
君はもう1回言うのが恥ずかしいのか
さらに湯気が出るほどに顔を真っ赤にした
「嘘つくわけねーだろ、、! //」
君は俺に訴えかけるようにそう言った
「また、、俺なんかでもいいの… ?」
俺は君が正気じゃないのだと思った
今まで俺が近くにいて少し離れたから、
ただ単なその気持ちを俺が未だに好きだと勘違いしているのではないのか
そう思った
「なんかいもいわせんなよ… /」
その言葉を聞いてやっと俺は心から君が本当のことを言っているのだと、
そう信じることが出来た
「もちろん 、 !!」
俺は君の瞳を真っ直ぐ見つめそういった
「っっ…… /」
その視線に気づいたのか君は照れて俯いた
俺はまたそんな君も大好きだと思った────
────桜side
「あ、さくらくん、おはッ…」
「おれとつきあってください」
俺は恥ずかしく、とても緊張をしている今
出せる声を頑張って絞り出した
それでも、ほんの少しの声しか出なかった
俺は蘇枋に届いてないとわかるほどの声量だった、
そして俺はもう1回言った
「おれ…と、つきあっ……て、ください、」
俺は顔がすごく熱くなっていた
「ぇ…… ? 」
蘇枋は驚き信じられないのだろう
それもしょうがないと思った
俺があの日公園であの話を聞いていたことを蘇枋は知らないから
俺がここまで蘇枋が好きで依存をしていることに気づいてないから
「は、やく、、!!」
俺は待ちきれなくて口に出してしまった
「ほ、ほん、と、なの? さくらくん、」
蘇枋は俺の言葉をまだ信じれていないのだろう
少し心の隅に呆れがあったが
すぐにこう言葉にした
「嘘つくわけねーだろ、、! //」
俺はそう蘇枋に少々訴えかけるように口にした
蘇枋は目を丸くさせ確認するように俺にこういった
「また、、俺なんかでもいいの、、?」
こいつは、俺の事を分かっていない
でも、、これからわかってもらう、
そう心に決意しこういった
「なんかいもいわせんなよ …… /」
こういえば蘇枋は、全部わかってくれる、
「ッ… !!」
「もちろん、!!」
目の前の蘇枋は俺の目をまっすぐ見つめそう言った
俺は見つめられるのが照れくさく、
告白をされた時のように俯いてしまった
「ふふっ.. 笑」
蘇枋は告白の時を、思い出したような笑顔で笑った
俺は、お前の事が死ぬほど好きだと気づいたんだよ
お前に別れを告げられた、
───あの日から。
──────────
以上、最終話でした〜🙇♀️
なんと最終話1600超えました〜
長い長い文を読んでいただきありがとうございます!!
今連載中の「俺が喧嘩をするワケ」
こちら連載中に前垢の作品をリメイクして作成しようかなと
少々思っております🤔
良ければフォローいいねお願いします🙇♀️
後々はイラストもあげようかなと…!!🤭
それでは〜
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