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さっきまで見ていた景色とは違う。
本当に死んだのか。
暗い夜空、花畑。その真ん中には人が1人。
その人に近ずいて見ると、見た事のある人だった。
香坂だ。
【……】
香坂……?
【……あっ、はい!】
……ここは……どこなんだ?
【……ここは、生死の境界線だと思います。】
【完全に、成仏出来ない方が此処へ。】
……そうなのか。
なら、俺は死んだのか。
【……でも、まだ生きれますよ。】
生きたくないんだよ。
俺が何でここに来てるか知ってるか?
【えー……殺された?】
自殺。
【…そうなんですか…】
【辛かったですね……】
……そーかもな〜。
そこから結構香坂と話した。
ここに、俺の居場所はあったんだ。
俺は、成仏出来なくても良いんだ。
だから、俺はこのまま成仏もしないで、
生き返りもしなくて、ずーっと此処に居る。
そう思い、生き返る努力はしなかった。
そう言う感じでずーっと境界線に居たのだが、
ある日、急に目が覚め、病室のベッドに居た。
その隣にはやはり、志摩が居た。
目を大きく見開くと志摩はどちゃクソ泣いていた。
そんな泣くなよ。なんで助けたんだよ。
志摩。
志摩。志摩。俺は生きてる。
そう声をかけてみた。
志摩は何も言わずに手をぎゅっと握りしめて
いる。
正直言って気色悪い。
……最悪だ。最悪の気分だ。
死にたいのに、死ねない悔しさと
志摩が、俺の事助けた憎しみと。
色々な感情が混ざりあっている。
志摩の隣にはもう居れない。心配を掛けたくない。でも、でも。
何だこの中途半端な終わり方。♡100いったら続きだすかも