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「はるく、たすけてっ…ぼくずっとストーカーされてて、こわくって…!!」
そう言いながら僕の胸元に涙目で縋る彼。嗚呼、可哀想に。ここまで弱ってしまって。けれどごめんね。そのストーカー、実は僕なんだ。なんて言おうとしたが、喉元で引き戻し彼を人肌で温めてやる。
「大丈夫だよ、僕がいるから。今日は僕の家においで?」
「…ありがとう、やっぱりはるくん大好き」
「ふふ…大丈夫だからね。安心して」
手と手を合わせ、彼の冷えきった手を温めるよう、安心させるよう、大切に大切に包み込む。安心した顔で僕の家に行きたいと言ってくれる。どれだけ可愛いんだ。僕の恋人は、
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「おじゃまします…、」
「いらっしゃい。お茶かコーヒーどっちがいい?」
「お茶で…」
「わかった。じゃあ、そこの部屋で待ってて」
ん、と軽く返事をして彼に言われた部屋に入る。その瞬間、驚愕と恐怖の2つの感情に包まれる。部屋の壁には遊んでいるときの写真、お風呂上がりの写真。最悪なことに性的行為をしているときの写真もあった。
逃げようとしたとき、真後ろには笑顔…いや、真顔に近い顔をした晴くんがいた。
「この部屋どお?僕のお気に入りの部屋。写真全部が宝物なんだ」
「はるくん、おかしいよ。こんなの…おかしい、」
「ねぇ、嘘だよね…?晴くんはこんなことしないよね?」
「これが僕だよ?ほら、中に入ってお話しよう?」
「いや、!やだっ…、こわいよ、こんな人しらない!!はるくんじゃない!!……信じてたのに、」
「信じてくれてたの?嬉しいなぁ」
戯言のように、言った言葉を気にせず素早く部屋に入れられる。その途端、彼がすぐ服を脱がしてくる。こわい。彼の異常な行動への恐怖と、まだ信じていたいという愛情が混ざりあって渦を巻く。
必死に抵抗するが彼の身体はビクともしない。嗚呼、もう僕逃げられないんだ。
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「んぉ゛♡♡ぃた゛ぁ♡いたぃっ♡やだぁ、♡♡ひぐ」
「かわいいねぇ。こんなに殴られて興奮しちゃって…」
自分だと信じたくない。こんなに快楽に縋っていて、痛みさえも好きになってしまう自分の身体を。
きっとどこかで身体を、カラダを入れ替えられてしまったんだ。早くホントのカラダを返して…そう叶うはずのない願いを祈り続ける。
そのことと同時に彼が僕のストーカーだと信じたくなかった。今までストーカーをしていた人がこんなに身近にいたなんて。こんなにも彼を信じていたのに。
「いっぱい気持ちよくなろうね」
「い゛やっ♡♡はなして、♡きもち゛よく、なんかっ♡♡ないから゛ぁ!…かはっ♡♡」
「もう、うるさい子には奥まで入れて、いっぱい注ぎ込んであげるからね…♡」
これ以上奥までとかだめ、可笑しくなっちゃう。なんて言おうとした瞬間、彼のものが勢いよく入ってくると同時に、僕のお腹からしてはいけないような音が次々と鳴り、快楽が津波のように押し寄せてくる。
「かひゅっ♡♡ぉ゛…♡こわ゛れちゃ、しぬ゛♡しんじゃぁ゛♡♡♡」
「大丈夫。しなないよ、大丈夫だからね♡」
「にしても、締まり具合良すぎ♡すぐイっちゃいそう♡」
「はぁ゛っ♡だめ、だしちゃ♡♡だめだからぁ♡♡そとにしてっ♡」
「ごめん、無理かもっ♡……いく、♡んん”っ♡〜〜〜っ♡♡」
中に出されて奥の方がきゅんきゅんする。なんで?無理矢理されて、なんで彼に興奮してるの?なんでもっと彼を求めてるの?こんなの自分じゃない。と頭の中で思っていても体は従ってくれず、彼に口付けをする。
あれ?なんで僕嫌がってるの?こんなにも僕のことを想ってくれていて、大切にしてくれていて。晴くん以外にいないかもしれない。
もしかして、否。もしかしなくても僕には晴くんしかいないのかもしれない。
そうと気づいた時には、晴くんに愛の言葉を囁いていた。
「はるく、♡すきっ♡♡だいすきだよ♡♡僕の白馬のおうじさま♡♡」
「ふふ、じゃあ僕はアイシテル♡」
「ぼくも♡ぼくも晴くんのことあいシてル♡♡」
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「ただいま〜!」
「!!おかえり!はるくん、今日もいい子で待ってたよ?」
「…よし、じゃあお利口さんな藤士郎にはご褒美えっちしよっか♡」
「やる!!ぼくそれ好き♡♡はやく、ベットいこ?」
「おしり解さなくて大丈夫?痛くなっちゃうよ?」
「大丈夫だよ、はるくんのお陰ですぐ入るようになってるから…♡」
「んふふ、じゃあガバガバさんなんだ♡♡」
「…恥ずかしいからやめてっ!!」
大好きな彼と四六時中…とまではいかないが、ずっと一緒にいれるなんて、なんて僕は幸せ者なんだ。
離れられないようにしないとね、♡