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✧ 嘘 と 恋 と 姫良々✧
プロローグ
これは、とある村に住んでいる女の子の物語。その女の子の名前は「天宮 姫良々(あまみや きらら)」
姫良々は「天宮 流星来良々(あまみや りゅうせいきらら)神社」の巫女をしていて、姫良々の名前も流星来良々神社からきている。
この神社は神聖なものであり、罪は認められず、罪を犯したものは自分の生命(いのち)を使って罪を補う。そんな事を毎日毎日言われ続けた姫良々は罪は犯さず巫女になってこの村ではもう大人となる14歳だ。
姫良々は14歳の誕生日に嘘をついた。
第一章
今日も神社の掃除。
私は、なぜ巫女の家系に生まれてしまったのだろうか……..神に恵まれてはいるんだろうけど。
名前が「姫良々」なのは恥ずかしいな。 そんな事を考えながらも私は動く。
そう、皆さんお察しの通り私が「天宮 姫良々」です。
「おはようございます、星月ノ来良々(ほしつきの きらら)様。ご食事はいかがですか?いつでも来良々様が味わえるように置かせていただきますね。」
いつも、こんな変な会話ばかり。空想の神と話してる自分に呆れてしまうぐらいだ。ん?ここの石段、随分汚くなったな。
掃除しようと家の倉庫に向かった。倉庫を開けると一枚の紙切れが落ちていた。
「お姉ちゃんかな。最近風景画をよく描いてるし。」
私には姉が居て、名前は「沙織」。でも、本当のお姉ちゃんじゃない。お兄ちゃんの「流星(りゅうせい)」のお嫁さんだ。ふたりともまだ、17歳。でも、この村では14歳から成人なので大丈夫だ。
そうだ、掃除に戻らなくちゃね。紙切れは捨てよう。一応お母さんに許可を取ってからだけど。あれ、文字が書いてある。
「天宮姫良々様宛 今日の午後三時零分に天宮月(あまみや るな)神社へお越しください。人生に関わる会議(おはなし)がありますので。」
え?天宮月神社に?月神社は私の本当のお姉ちゃんが巫女を務めている神社だ。名前は「月(るな)」。すごく優しいお姉ちゃんのことが私は大好きだ。お姉ちゃんは15歳。久しぶりにお姉ちゃんにも会いたいし、行こう。でも、今日私お誕生日パーティー何だよな……。四時とかに行けばいいか。でも、祝ってくれるのは、沙織姉ちゃんとお兄ちゃんとお姉ちゃんだから、そこまで祝ってくれる人数は居ない。沙織姉ちゃんとお兄ちゃんには、今日、用事があるから今のうちに誕生日パーティーをしようって言ってみた。そしたら、いいよって言ってくれて、無事に祝われた。
さて、神社に向かおう。神社までは、最短で21分はかかるがしっかりと巫女の服装で徒歩で向かう。
なんだが少し暗くなってきた。
神社についた。そこには知らないお姉さんと月お姉ちゃんがいた。
「お姉ちゃん?来たよ」
「ありがとう。成人おめでとう。そこで、なんだけど………」
そこで私はとても驚いた。お姉ちゃんの言葉に