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いるまと結ばれて早一週間が過ぎようとしている。いるまとなつの関係は、他に漏らさないようあくまで内密なものだ。それでも、なつは天にも登る気持ちだった。
汗だくになったらんが、なつの隣に座る。
今はダンス練の休憩タイムだ。
「そう言えばあいつらは?」
「あー、みんなは休憩所。あっちは冷房ガンガンついてるから」
らんとなつ以外はいないらしい。
ならば邪魔者は居ない、となつは話を切り出した。
「らん…お前なら、予想外の相手に告白されたら、どうする?」
らんはその質問に、少し驚き間をとって、こう答えた。
「多分、同情しちゃうなー。」
「同情?」
「告白って勇気いるでしょ?だから同情でOKしちゃうかも」
そんなもんかぁ、となつが小さく返して、会話は途切れた。丁度みんなが帰ってきてキリがいいとなつは立ち上がる。