「ひゅッ、、、、、、はは、ひょーどるくんは、あんなこといわないのに、」
ゴーゴリはベッドの一人項垂れていた
本当はあんな事を言っていたなんて、夢だと思い込みたい。
だが、逃げるために抱かれた時の異常で得意な性癖を受け止めた証拠の傷が、
身体に、思考に、”現実だ”と引き戻させる。
「ぐす”ッ”、、、く”る”し”い”“、、ヒ、グッッ、、ぐる”し”ぃ”、の”、、うッ、っぇ、」
あんなに愛し合って、交じり合った彼との日々が全て、嘘だった苦しみにゴーゴリは咽び泣いた。
泣いて、泣いて目を腫らして、、、。ズキズキと痛む頭を包み隠した
______________違う、違うんだ、、、僕は、こんなじゃ、、
こんなか弱い自分が嫌い、、嫌いだ、
それから、悶え苦しみ一体何分がたっただろう。
コツ、、、コツ、、と此方へと近づく足音に彼が来たことを悟るが、
疲れ切った身体は指先一つ動かせず更に涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔ですら隠せず遂にその時がやって来た
今の僕は醜いと罵られるか、飽きられて捨てられるか、、、か、
「ゴーゴリさん、、、、貴方の憂いも、苦痛も、僕が満たしてあげますから。
だから泣かないで下さい、貴方の苦しみは僕の苦しみですので、」
しかし、彼はやさしく諭してくれた、、駄目な子の僕を愛してくれた、
「所で、、、ニコラーシャ。この傷、、、、誰に付けられたんです?、、、浮気する悪い子にはお仕置きが必要ですよね♡」
僕の身体を支えていた彼の体が抜けたと思えば頬に激痛が迸る。
「い”ッッッッッッッッッ、、、、」
彼は間を置くことなく、また其の腕を振り上げた
「あぁ”、、ぐッッッッッッッッッッッ、、!!!」
昨日付けられたマーキングを無理矢理掻き消す様に同じ場所に赤黒い華が咲く
傷口が開きどくどくと溢れ出る血液が彼の握り拳を朱に染めてゆき、染まれば染まる程彼の口角は上がる
そうだ、僕はこんなにあいされているんだ、、
溢れんばかりの幸福と快楽に僕はそっと目を瞑った
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