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「急に呼び出してごめんね。楡井くん。」
咄嗟に物影に隠れた俺はもう1人の副級長、楡井明彦に気づかなかった
俺はもう既に何となくわかっていた、何を話すのか
「全然大丈夫です!蘇枋さん!!」
相変わらず元気だな。とでも言わんばかりに蘇枋がフフッと笑う
そんな姿を見て俺は少し肩の力が抜けたような気がした
「実は─桜くんと別れたんだ。」
俯きながらタッセルのピアスを緩やかに揺らして蘇枋が言った
俺はもう別れたと知っているはずなのに
今まで受け入れられていなかったのか
肩をビクッと動かした
「え ッ──?!」
楡井はもっと声を出していそうな程に目ん玉を丸くして言う
「な、ん ッ─ 、 」
咄嗟に言葉に出ていたのだろう
途中で聞いてはいけないことに気づき楡井は
素早く両手で口を抑えた
「──、俺、気づいたんだ。」
「思ったよりも俺は、愛が重いんだってこと」
「、??」
楡井は、
今にもそれでどういう….?と言いそうなほどにキョトンとした顔をし、
顔を傾けていた
「それと 、 ────── 」
きっと言おうとしたが喉から声が出てこなかったのだろう
蘇枋は口を少しだけパクパク動かして喋ろうとしている
「……そんなことかよ、、。」
気づいたらボソッと呟いていた
かなりショックで、少し目が潤んだ
俺の気持ちは全く蘇枋に、君に届いていなかったんだ、
そして、沢山君に気を遣わせてしまっていたんだ、と気づきいたからだ
「─────────。」
蘇枋が何かを言っているのだけは分かった
あまりよショックのせいで
周りから聞こえる虫の綺麗な鳴き声しか聞こえてこなかった
「──俺の気持ち、なんも分かってなかったのかよ、」
そんな一言をその公園に残し
ダッと俺は走り出した
その場に俺は今いない方がいい、
このままだともっと悲しくなると思ったから
────────
ノベル書くのめっちゃ楽しい
でもデータ1回吹っ飛んで叫びそうになりました🤟
今日は早寝