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蘇枋side
─────────────
花が綺麗に散ったあとの桜の木の下
俺は大好きなさくらくんにこう告げた
「─────別れよう。」
「は、、?なんで──」
桜くんはそう言葉にした
きっとびっくりしたのだろう
昨日までいつもどうりだった俺が急にこんなことを言い出したのだから
桜くんに嫌って貰えるように、
離れて貰えるようにこういった
「桜くんは遊びだったんだよ。」
とても悲しい顔をした桜くんを見て俺の胸は罪悪感で埋め尽くされた
「──、俺はこんなに好きなのに、」
ボソッと桜くんが呟いた
周りがとても静かだったためはっきりと聞こえてしまったのだ
俺はこの言葉を聞いて桜くんを振った罪悪感が表情に出てしまったのだ
「、、、。わぁーったよ、、じゃあな。」
すんなりとOKされてしまった
正直桜くんに別れるのを止めて欲しいと俺は思っていたのだろう
走っていった桜くんはきっと泣いていたのだろう、
下を向きながら腕で目を拭っていた
俺は言うはずの無かった言葉をいってしまった
「俺のわがままでごめんね。桜くん」
「こうするし無かったんだ、君をきづつけない方法が、」
─────────
あれはちょうど3ヶ月くらい前かな
別れた時と同じ、桜の木の下に君を呼んだ
「桜くんの事が好きです。付き合ってください。」
きっと君はびっくりしたのだろう、
一気に目の前の君の顔が真っ赤になった。
「───ッッ、、?! ///」
状況が少し読めたのか、
頭にはてなを浮かべたような表情の君が言った
「な、んで、俺、、?」
この言葉を聞いて直ぐに答えてしまった
「君に一目惚れしたんだ。」
「白と黒で分かれているキレイな髪」
「左右で色の違うビー玉のように透き通った目」
「純粋無垢でかわいい反応」
「そんな君を見て俺は一目惚れをしたんだ」
そんな君を見て新しい一面を知っていく度
君がどんどん好きになっていった
「だから付き合って欲しい」
目の前の君はとても驚いたような表情をしていた
きっと今まで自分の見た目について否定されてきたことしかなかったのだろう
でも、俺はそんなとこも含めて君が好き。
そう告げたかったが俺は口を塞いだ
「…俺でいいのかよッ、、」
俺はすごく驚いた、
俺の気持ちが嘘なのか信じられなかったんだろうな
そう思い、届いていなかったのかなと、少し惨めな気持ちになった
でも、そんな言葉を聞いて嬉しさでうっかりにこにこしてしまった
そして俺は言った
「─もちろん。」
「ッッ…!!」
目の前の君は告白をした直後よりも目を丸め、肩をビクつかせていた
「う、、ん。」
この言葉が俺の耳に入ってとても驚いた
なぜなら振られると思っていたから、
俺は咄嗟に
「い、いいの、?」
こう確認してしまった
「何回も言わせんな… //」
この反応を見て俺はホントなんだ、夢じゃないんだと感じた
あまりにもビックリし、少し顔が熱くなっていることに気がついた俺は
気づいたら目線を斜め下に落としていた
付き合えてそうそうにこんなダサいところを見せたくなかったから
───────
照れ蘇枋最高