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「「ッ、夢、?」
私は起きたらベッドの上にいた
『あ、美海起きた』
「、、、琴葉ッ、?」
『琴葉ちゃんでーす』
消えた筈の琴葉がなんでいるのかとか考えるよりも先に、
琴葉がいてよかった
それだけが頭の中を飽和していた
『今日ボクと遊ぶ約束してたのに、完全に寝坊したな』
「あ、すぐ着替えるから待ってて!」
そんな約束をしたようなしてた様な、してない様な
「、、、琴葉、どこ行ってたの?」
『どこって?』
「この前、失踪したって騒ぎなったじゃん」
『なんの話しとん』
『ボクは家と学校以外はほぼ行ってないんだけど?』
「、、、え?」
「冗談はやめてよ、私必死に探したんだから、w」
確かに、この耳で聞いた
琴葉がいなくなったって
『いや、ボクはずっと家にいたけど』
「、、、証明できる人いないの?」
『お母さんなら』
「そか、」
おかしい、
なんで琴葉がいるの
『そんな事より、寝坊した美海を家に迎えに行ってあげたボクになにかないの?』
「、、、奢り?」
『わかってんじゃん』
『楽しかった』
「、、、そうだね」
確かに楽しかった
映画を見て、プリクラを撮って、買い物して、、、
でも、おかしい
前もこんな事した
『、、、な、やっぱなんか考えてるでしょ』
「えッ」
『話してみーや』
ここで話したら何かが変わるのかな
「ううん、何もないよ、!」
『そ、ならええわ』
琴葉が生きてるならそれでいい
それでよかった
『あ、7日夏祭り行こって話やけどさ』
「、、、うん、?」
『なんで疑問系なんw』
7日、?
私、なんで未来の夢なんて見てたんだろう
「あ、話続けていいよ」
『それでさー』
正夢とかじゃ、ないよね
本当にそうだったら、
なんて、そんなわけないか!
そんなわけ、ないよね、
『聞いてる?』
「え、何が?」
『私行けなくなったって話してんの』
「あー、そっか」
『ごめんな』
「全然、いいよ、!」
『んじゃ、じゃね』
「あ、うん、またね」
正夢じゃない、
そんなわけない、
じゃないと、琴葉が消えちゃう
「ッ、違うよね、」
、、、電話掛かって来てる
7月7日、七夕
琴葉が消えた日
これで電話出たら
『琴葉いなくなったの』
その言葉が聞こえるのかな
「正夢」
ー怯える時間ですー