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今回はぶるーくが
シャークんを救うお話です
「将来の夢は?」
「何かやってみたいことはないの?」
そんなことを聞かれても、オレは苦しいだけ。
やりたいことなんて見つからない………
このままずっと、他人に流されて……
やりたいことも、見つからないまま……
このまま、生きていくのか…?
「ねぇ、シャークん」
「わ!え、なんでオレの名前知って……」
「前に授業のペア活動で一緒だったじゃん!
覚えてない?僕、ぶるーく」
「……あ、そういえばそうだったな。
それで、なんでいきなりオレに話しかけてきたの?」
「ん〜、苦しそうだったから、かな?
何かあったの?」
「……お前なんかに話したって…どうせ分かってもらえない」
「分かってもらえなくたってさ、話を聞いてもらうだけでも、少しは楽になるんじゃないかな」
「もちろん、シャークんが話したくないなら
無理しなくてもいいよ」
「……じゃあ話さない」
「そっか。じゃあ話したくなったら話してよ」
「うん」
~授業にて~
「今日は将来の夢について隣の席の人と話してみましょう」
「俺は俳優になりたい。シャークんは?」
「……………オレは…やりたいことが見つからないから…特にないかな」
あ、シャークん、それで悩んでるんだ。
話、聞いてみよ
~授業終わり~
「ねぇシャークん」
「あ、ぶるーく。どうしたの?」
「やりたいことが見つからなくて、苦しいの?」
「…っ……そんなことない………ていうか、なんでそのこと知って……」
「授業中見てた。将来の夢について話してる時、苦しそうだったから。」
「……そうだよ…今のオレにはやりたいことなんてない……!このままずっと、やりたいことも見つからないまま……!」
「僕もやりたいこと、ないよ」
「………え?」
「だからさ、やりたいことがないなら今から見つければいいんだよ!」
「…オレだって今までずっとそうしてきた!!
………でも、見つからなくて…………」
「やりたいことがないってことはさ、今から起こる全てが、”やりたいこと”に変わるかもしれないんだよ」
「だから、これから見つけていこ?
僕も、応援する」
「……すぐにそう考えるのは難しいけど」
「………ちょっと、楽になったかも」
「ありがとう、ぶるーく」
「うん!どういたしまして」
✧• ───── ✾ ───── •✧
シャークん、楽になったみたいで良かった。
僕ってホント、すごいよね……なんちゃって…w
……………このままずっと…
僕は………救われないまま……
苦しいよ………