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書き方うま…
キミの彼女になりたい。そう想う私は欲張りなのだろうか。
ヒサメはカゲチヨとライトアップを見に行く約束をし、自分の部屋に戻った。
「やっ…った〜‼︎」
「これってデート…だよね、!」
「嬉しいな、カゲから誘ってくれたし」
「…ぁ、明日はちょっとお洒落しようかな、」
「ふふ、楽しみ」
「そういえば、明日は駅で待ち合わせだよね?」
「どこ駅だっけ?」
こんなことを考えられていた時の自分は、まだ幸せだったんだなと感じる。
12月25日 クリスマス
「んー!」
「いい朝、今、8時…」
「え⁈支度しなきゃ!」
昨日の自分はカゲチヨと『デート』ということをずっと考えていて寝れなかったのだ。
(諸々支度が終わって しばらくし、夕方)
「髪型よし! 服よし! …よし!」
「完璧!」
「じゃあ… 行ってきます‼︎」
ヒサメは足取り軽く、待ち合わせの駅へ向かう。冬の夕方は日が落ちるのが早く、辺りは夜のように暗い。
彼女はそんな暗い道もカゲチヨのことを考えると更にワクワクしていた。
「カゲ喜んでくれるかな?」
「喜んでくれるといいな、」
そんなことを考えていると、あっという間に駅に着いた。
辺りを見渡してみてもカゲチヨは居ない。 どこに居るのか、連絡をしてみると
『先に駅の中にいてくれ』
とだけ返ってきた。
「駅の中か、駅の中の何処にいればいいんだろ」
「まあいいや、入って連絡すれば」
『着いた』
「どこに居るんだろ、」
キョロキョロ
「…あれ、?」
「どこ?」
(居ないの?
(まだ居ないのに嘘ついたのかな?
(いや!でもカゲはそんなことしないよね!
ヒサメはカゲチヨに『駅に着いた』、と連絡された時からずっと探してもカゲチヨは居なかった、気づくと降っていなかった雪が降り始めていた。
だからかそれほどまで時間が経っていたと考えると、自然と悲しくなってしまった。
カゲチヨの場合
「ア”ー…」
「寝みっ」
「…今、」
「11時?」
「…」
「やべっ⁈あれ買いに行くの忘れてた!」
「今ならまだ間に合うか⁇」
(ダッシュ)
「ハァハァ、…っ、ハァ」
「いらっしゃいませ」
(ペコっ)
「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」
(ペコッ)
(ダッシュ)
「ハァハァ、間に合ってくれ!ヒサが来る前に!」
「ぜってー間に合わせる‼︎」
「ハァハァ、間に、合った、」
「ヒサは、まだ居ねーな」
「ここに居れば…」
「…よし!」
_______
(カゲ…やっぱり居ない、
(嘘…だっあのかな?いや。でも嘘をつく意味が、
(カゲ…
(ひょこっと)
(ニコッ)
「…!」
「これ、プレゼント。
それと、遅くなって。ごめんな」
「…っ、バカッ遅いよ」
「、プレゼント?…」
「おう、」
「、あ!私もカゲにプレゼントあるの!」
「え、」
「開けてみて欲しいな、」
「!これって、」
「あ、えっと私男の子が欲しいものとかわかんないから…その」
「すげー嬉しい!」
「ありがとな!」
「と…その、俺のプレゼントも開けて欲しい、です。」
「うん!」
「…これ、」
「あ、俺も女子の欲しいものとかわかんねーから、気に入らないかもしれねーけど。」
「ううん。すごい可愛い!」
(ニコッ)
「…っ、///」
「喜んでくれたんならよかったわ」
「うん!」
「…」
「…」
「、じゃあ…行くか//」
「うん、///」
止まらない時間の中に
確かに感じられる
“幸せ”がある。
この時間がずっと…続いて欲しいと願う。
それは、私だけなのだろうか?
そうは、思えないような気が、ほんの少しだけするのは、気のせいなのか?
教えてほしい。
答えがあるのならば、すぐにでも
“教えてほしい。”
雪が降る空と、隣の“キミ”にそう、思う。
次回