「さよならが言いたい」
登場人物ーーーーーーーー
日常組さん
先生
虐めっ子
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ホームルーム後
先生「次の授業に遅れないようにしろよー」
pn「えっと次は、、体育か、」
俺は運動が苦手だ
疲れるし、何より、
pn「ぁ、、」
そこにはボロボロに破かれたジャージがあった
そう、俺は虐められている
なのに、
俺は誰も居ない教室に先生から呼ばれた
第一声は、
先生「ぺいんとがモブを殴ったらしいな!!」
pn「、、、は、?」
何言ってんだ、?
俺がモブを殴った、?
何で?意味は、?
一気に頭が回転する
pn「いや、、何で俺が、」
先生「うざいからって理由で殴ったって聞いたぞ!」
pn「、?」
逆だろ、、何で俺が怒られてんの、?
pn「いや、違いますって、!」
虐モブ「嘘つくなよ、殴っただろ、?」
pn「、、、」
味方なんて居ない
先生は有利な方につく、
当たり前な事だ、
だけど、
それが俺にとって凄く辛かった
pn「、、、もういいです、ダッ」
先生「あ、待て!」
pn「ッ、」
逃げる事しか出来ないって惨めだな、笑
sn「、、、」
先生「これはこうなって、、、」
空を見ながら耳だけを先生の言葉に傾けた
sn「(はぁ、つまんないなぁ、)」
sn「(よし!サボろ)」
sn「先生、体調が悪いので保健室行ってきます、」
先生「お、おう、行ってこい」
sn「へへっ笑演劇やっててよかった〜♪」
「ーーー、!」 「ーーーーー、?」
sn「?」
廊下にまで響く揉めたような会話が聞こえた
耳をすませば声の正体は
ぺいんとさんみたいだった
内容はよく聞こえない
sn「(何かあったのかな?)」
pn「もういいです、、」
ガララ、タタタ
sn「あ、行っちゃった」
出てきたぺいんとさんは
自分に気づかず去ってしまった、
sn「なんか珍しいな、、ついて行ってみよ」
ぺいんとさんが行ったのは、
屋上だった
kr「φ(..)カキカキ」
モブ「ノアって真面目だよな〜」
kr「?そんな事ないよ笑」
モブ「あ、てかトラゾーにこれ渡して来てくんね?」
kr「別にいいけど、、じゃあ行ってくるね」
モブ「おう!」
kr「テクテク」
sn「、、、タタタ」
kr「?(しにがみくん?)」
kr「(どこ行くんだろ)」
しにがみくんは少し迷ったように
屋上のドアの前に立っていた
tz「ふわぁ、ねっむ、」
俺はいつものようにサボって屋上に居た
今は授業中だから誰も来ないはず
だが、、今日は違ったんだ
ガチャ
pn「、!」
tz「ん?ぺいんと?」
pn「トラゾー、、、、」
pn「まぁたサボりか〜?笑」
tz「?、、あぁ、そうだけど?」
いつも笑顔でいたぺいんとだが、
今日は少し違う気がした
tz「ぺいんともか?」
pn「ん〜、、まぁそんな感じ!」
tz「そっか」
暫くの沈黙の末、ぺいんとが口を開いた
pn「、、なぁ、」
tz「ん〜?」
pn「もし、、、俺がさ、」
「死にたいって、、、言ったらどうする、?」
tz「は、?」
pn「、、、、」
何を考えているのか
何が言いたいのか
俺には分からなかった
tz「俺、は、、、、」
sn「(屋上、、確かトラゾーさん居たはず)」
pn「死にたいって言ったら、、どうする、?」
sn「ッ、!」
何でそんな事を、?
何で、、どうして、?
疑問が積もるばかり、
だけど、今分かる事、
sn「(助けなきゃッ、)」
そう思い、僕はドアノブに手をかけた
でもそれを止めるように手を掴まれた
sn「、!」
__「、、、しにがみくん、」
sn「クロノア、、さん、?」
kr「(屋上?)」
そしてしにがみ君の視線に目を移す
すると一瞬ぺいんとが居たように見えた
きっとぺいんとを追ってきたんだろう
いつもならそれで終わって帰るのに
何故か今日は一緒に行く事にした
kr「(中に入らないのかな?)」
屋上での会話は多少なりとも聞く事が出来た
pn「死にたいって、、言ったらどうする、?」
kr「!」
sn「ッ、!」
kr「(今、ぺいんとが、?」
kr「(なんでだ、、?」
kr「、、、!」
そう言えば、嫌な噂があった
『ぺいんとはモブを虐めている』
絶対そんな事はない
だが、、逆だとしたら、?
ぺいんとが、、虐められているなら、?
色んな憶測が漂う
そんな時、しにがみ君がドアノブを握った
俺は咄嗟にその手を止める
kr「しにがみくん、、」
sn「クロノア、さん、?」
sn「何で、」
kr「、、、今は、、行かないでおこう、」
sn「、、、、分かり、ました、」
pn「どうする、?」
tz「俺、は、、」
どう返事をすればいいか分からなかった
だから、この言葉が正解か分からないけど、
tz「俺は、、一緒に死んでやるよ、!」
pn「!、、、そっか、、笑」
pn「ありがとな、」
そう言うお前は少し悲しそうな顔をしたんだ
tz「、、、あんま無理すんなよ?」
pn「、、、、うん」
pn「、、、」
ずっと、俺は我慢してた
ずっと、諦めてた
だから、、気づいたんだ、
俺がこんなに沢山辛いのを我慢してた理由
「さよならが言いたかったんだ、俺」
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